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石野真子はペレ。八重歯研究家は熱く語る

この文化を守るために

「八重歯ガールの全て」ーー2007年から約9年間更新し続けているブログがある。

八重歯の歴史や、年代別八重歯の分析など、八重歯の女性に関するあらゆる情報を得ることができる。

ブログを書いているのは前川ヤスタカさん。「はじめに」にはこう書かれている。

人は八重歯に生まれない。八重歯になるのだ。

はじめまして。前川と申します。

世に八重歯好きは大勢いるものの、意外に過去の八重歯を体系的に振り返るサイトがないことに気づき、このサイトを立ち上げました。

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八重歯を矯正する人たちは、「卒業」と称して潔く見送る。それが、前川さんのスタンスだ。「卒業」については以下のようにつづっている。

原則、歯列矯正に関して否定的なコメントはしません。八重歯を矯正するのは審美的観点のみならず健康面での理由もあります。

もちろん素敵な八重歯がなくなってしまうことは哀しいわけですが、八重歯を卒業する女性は、八重歯時代を惜しみつつ暖かく見守るというのが私のスタンスです。

彼の活動はブログだけにとどまらない。八重歯に関するトークライブなどもしており、さらには本まで出版した。

なぜ、前川さんは八重歯の情報を発信しつづけるのか。BuzzFeedの取材に応じてくれた。


ーーどうして八重歯の魅力に目覚めたのですか。

1970年代〜80年代のアイドル全盛時代に思春期を過ごした我々世代にとって、八重歯がかわいいというのは当たり前のカルチャーでした。

したがって、八重歯がかわいいというのは、パンダがかわいいと同じくらいの常識だったのです。

ーーブログをはじめたのはどうしてですか。

当初は八重歯についてまとめたブログがなかったので始めました。

しかし、そのうちに、日本独自のカルチャーとしての八重歯を愛でる文化について気づきがあり、深く研究するようになりました。

ーーブログには八重歯ガールのランキングがありますが、どのような基準で順位付けているのでしょうか。

八重歯史にあたえたインパクトで選んでいます。

とくに1位の石野真子は八重歯アイドルの象徴的存在であり「サッカーで言えばペレ」です。

彼女が現れたことで以後の80年代アイドルは八重歯がチャームポイントとして認知されることとなりました。

近時で言えば、BABYMETALのSU-METAL、夢みるアドレセンスの荻野可鈴京佳、モー娘。'16の牧野真莉愛あたりが注目すべき八重歯です。

ーー前川さん的に八重歯をタイプ分けするとどのようなタイプがあるのでしょうか。

あまり分類することに意味はないと思いますが、大きく分けると片八重歯と両八重歯があります。個人的には末広がりでバランスのよい両八重歯に魅かれます。

ーー八重歯の矯正についてはどうお考えですか。

八重歯をチャームポイントと捉える文化と、歯列矯正は別問題だと思っています。

私は基本的に機能面を理由とした歯列矯正については否定しませんし、卒業した方は笑って見送るという姿勢です。

ただ、画一的な美的感覚に基づき八重歯を「醜いもの」として直すのは、もったいないなとは思います。それを「かわいい」と捉える人間は日本にはまだたくさんいますので。

ーーもし、この世から八重歯が消えたらどうしますか。

そうならないよう、日本固有の八重歯文化を守ろうというのが、私の活動です。

ーー最近はブログを更新する頻度が減っているようですが、それはどうしてでしょうか。

単純に忙しいからでして、八重歯文化を守る気持ちは微塵も変わっていません。

ーー八重歯のない人にときめいたことはありますか。

あります。


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