イチャつくカップルの近くで無表情の写真を撮り続ける男がいる
「公共の場でイチャつくとき、俺は側にいる」ーーWingmanningと題した謎のブログが、数年前から日本でも話題になっている。












彼は一体何者なのだろうか。
「この人物にインタビューしてほしい」ーーそんな依頼を受け、BuzzFeedはさっそく男の正体を突き止めた。
男の名前はドリュー・フィリップス

BuzzFeedの取材に応じてくれた。
ーーあなたは何をしている人ですか。
最近、ロサンゼルスからポートランドに引っ越したんだ。森の中でサイクリングしたりハイキングするのが好きだよ。森にはイチャついているカップルが少ないね。それ以外のときは、ワイデン・アンド・ケネディという広告代理店で働いている。東京にもオフィスがあるんだ。
ーーなるほど。この活動について少し教えていただけますか。
ある日、バーで座っていたら隣のカップルがキスし出した。それが、すべてのはじまりさ。その瞬間を友人のスコット・クリーブランドが撮影したんだ。

そこから、どんどんプロジェクトが膨らんでいった。ときどき考えるよ、「あのときのカップルは今でもうまくやっているのかな」って。
ーーこのプロジェクトはまだ続いているのですか。
いや、写真を撮ってくれていたスコットと僕が別々に引っ越してしまったからね。でも、とりわけイケてるカップルがいたらまた撮ろうと思う。
ーー日本でも話題になっていたことは知っていましたか。
いや、全然。そういえば、今年の1月に東京にいたんだけど、公共の場でキスしている人は一人も見なかったな。
ーー今までカップルに気づかれたことはなかったのでしょうか。
ないね。一度もないよ。
ーープロジェクトの最高傑作だと思う写真はどれですか。
これ。

人間よりも犬の方が面白いよね。
ーー写真を撮り続けて、最悪だった出来事はなんですか。
いつも邪魔者役だと、ときどき孤独になるよね。