「鳩サブレー」を作り続けたブロガー、11年を振り返る

    特に印象に残っているエピソードをランクづけしてもらいました。

    本物の「鳩サブレー」を目指し、自作「鳩サブレー」を作り続けるブログがあります。

    わくわく / Via blogs.yahoo.co.jp

    その名も「わくわく何でもチャレンジ♪」。軽快なタイトルとは裏腹に、一心不乱に「鳩サブレー」を焼き続ける姿勢が印象的です。

    最初の投稿は2008年6月。およそ11年も「鳩サブレー」を焼いてきたことになります。

    しかし、「Yahoo!ブログ」終了にともない、2019年9月1日、その長い歴史にピリオドを打つことになりました。

    そこで、ブログの管理人であるわくわくさんに、これまでで特に印象に残っている自作「鳩サブレー」ベスト10を選んでもらいました!

    第10位:「第54弾」の鳩サブレー

    わくわく / Via blogs.yahoo.co.jp

    「オーブンを使って初めて上手く焼けた回です。オーブンで焼くコツをつかむきっかけになり、このあと高得点を連発することに。シーズン1(※)を終了するきっかけになった回かもしれません」

    ※ブログは本家の味を目指す「シーズン1」と、本家越えを目標にした「シーズン2」にわかれています。

    第9位:「第50弾」の鳩サブレー

    わくわく / Via blogs.yahoo.co.jp

    「オーブンを使っても全然上手く出来ないので、魚焼きグリルに戻った回です。そして、私の持っているオーブンが魚焼きグリル以下の性能であることを確認してしまって落ち込んだ回でもあります。オーブンなら放っておいても上手く焼けるだろうという思いが打ち砕かれ、ここからオーブンでも焼き方の工夫をしていく転機になりました」

    第8位:「第45弾」の鳩サブレー

    わくわく / Via blogs.yahoo.co.jp

    「2年ほど鳩サブレー作りを休んでの再開。正直、45弾のサブレーの出来そのものの印象はゼロなのですが、震災でバターが品薄になったな、とか、自分がアレルギーになったな、という印象があってのランクインです」

    第7位:「第32弾」の鳩サブレー

    わくわく / Via blogs.yahoo.co.jp

    「魚焼きグリルで焼いた最高得点の90点。魚焼きグリルでこれ以上うまく焼くことに限界を感じた回です。素晴らしいサブレーができたと同時に、限界を感じたことで、オーブンを買おうと決断をしたきっかけになりました」 

    第6位:「第35弾」の鳩サブレー

    わくわく / Via blogs.yahoo.co.jp

    「この第35弾~第44弾くらいまでは、せっかくオーブンを買ったのにグリルで焼いた第32弾を越えられない暗黒時代です。材料云々ではなくて、単純にグリルで焼いた方が焼き加減が良いという不思議」

    第5位:「第84弾」の鳩サブレー

    わくわく / Via blogs.yahoo.co.jp

    「これまでは、おいしいサブレーができても、何枚か焼いたうちの数枚だけでした。しかし、この84弾では焼いたすべてのサブレーがおいしいという奇跡が起きました。おいしいサブレーを安定して焼くということも目標の一つだったため印象に残っています」

    第4位「第61弾」の鳩サブレー

    わくわく / Via blogs.yahoo.co.jp

    「シーズン2のスタート。これまで完コピを目指していたことで、原材料の制限がありました。シーズン2になって一番大きかったのがバターに塩を混ぜることです。カロリーや成分の計算から豊島屋さんが有塩バターを使っている可能性は考えられたのですが、無塩バターに後から塩を足すようなことは材料表記に反するということでためらいがありました。シーズン2から、そのあたりのこだわりを捨てたため、塩を足せるようになったのです。結果、味が引き締まり、安定するようになってきました。この第61弾が印象に残っているというよりは、ターニングポイントとしての重要性としてピックアップしました」

    第3位:「第26弾」の鳩サブレー

    わくわく / Via blogs.yahoo.co.jp

    「これは鳩サブレーを作り始めて初めて80点が出た回です。当初の目標だった点数でもあり、とても嬉しかった瞬間でした。現在のサブレーからしたら出来映えや点数はイマイチですが嬉しさはトップです」

    第2位:鳩の抜き型

    わくわく / Via blogs.yahoo.co.jp

    「これが思っていたよりも大変な作業だったのを覚えています。今でも愛用しており、作ってよかったなと思います」

    第1位:「第1弾」の鳩サブレー

    わくわく / Via blogs.yahoo.co.jp

    「誰がなんと言おうと、圧倒的ナンバーワン。この回がなければ鳩サブレーのチャレンジは始まりませんでした。最初はお菓子作りをなめていたわけですが、第5弾くらいまでにはそんな気持ちは無くなりました」


    以上がベスト10でした。正直、素人目には全部同じに見えてしまうのですが、1つ1つのエピソードから、本当に試行錯誤の連続だったことがわかりますね……!

    インタビューにも答えてもらいました。

    ーー2016年の取材時には「本家越え」を目標にかかげていらっしゃいましたが、達成はできましたか?

    保存性に関する部分はまったくかないません。味に関する部分は、本家が進化しているため越えられていないと思います。ただし、第1弾を初めた当初の本家の味なら、それよりは自分好みのサブレーになっているかと思います。自分で作っているので自分好みに味は寄せられますが、万人受けするかと言われると疑問です。

    ーー11年も同じことをし続けるのは本当にすごいと思います。モチベーションを維持する秘訣を教えてください。

    モチベーションを維持しようとはしないことだと思います。気が向いたときに作る。気が向かないときは無理に作らない。その結果、サブレー制作の間隔が空こうが気にしないことですかね。

    ーーわくわくさんは「鳩サブレー」作り以外のことも、根気よく続ける方なのでしょうか?

    自分が決めた目標まではやり続ける方です。鳩サブレーなら80点を出すまでは必ずやるつもりでした。サブレー作りを中断していた時に、フルマラソンにも挑戦しました。自分の目標は4時間以内に完走でした。たまたま1回でクリアできたので、そこでやめてしまいましたが、クリアできていなければ今でも挑戦していたと思います。自分で決めたことはやり遂げたい!という思いが強いです。ただ、無理な目標は作らないことですね。「サブレー100点出るまで毎日作る!」とか「フルマラソンで3時間を切る!」みたいな目標設定をしてしまうと潰れちゃうと思います。

    ーー満足のいく「鳩サブレー」が出来上がったら引退もありえるのでしょうか?

    満足という点では、既に自分の目標をクリアしているのでいつ引退してもおかしくないです。ただ、長年の課題でもある保存性能においてはまだ全然ダメなので、しばらくは続けるんだと思います。

    ーー今後の展望を聞かせてください。

    Yahoo!ブログが今年の12月に消滅するため、YouTubeに引っ越しすることになりました。今後、鳩サブレーを作る場合はYouTubeの方にアップしていくことになると思います。