アゴに「ワセリン」塗ったら笑顔になれるのか? 検証してみた
結果は……?
5月2日、漫画家の瀧波ユカリさんが突然こんなことをつぶやいた。
えっ…あごにワセリン塗ったら笑顔が作りやすくなったんですけど…
いったいどういうことなのか? BuzzFeedが聞いてみたところ、彼女はこう答える。
@abe_keijiro こんにちは!なんか乾燥してるからあごに薄く塗ったら、表情筋が動きやすくなった気がして。笑う時の皮膚の引きつり?のような無意識レベルのストレスが解消された感じです。
さらに彼女はこう続ける。
だまされたと思ってみんなもあごにワセリン塗ってみ塗ってみ
そこまで言われたら、試さずにはいられない。BuzzFeedはさっそく編集部員のアゴに「ワセリン」を塗ってみることにした。

使用したのはメーカーから出ている黄色ワセリン(左)と、医薬品の白色ワセリン(右)。ちなみに、ワセリンとは、石油から得た炭化水素類の混合物を脱色して精製したもの。皮膚の乾燥を防いだり、保護する働きをもつ。
協力者その1。

真剣な眼差しだ。
まず、何も塗っていない状態で笑顔をつくってもらった。

どこかぎこちない。
それでは、黄色ワセリンをあごに塗ってもらおう。

アゴ全体に行き渡るようによく擦りこんでもらう。
「はい、笑顔お願いします!」

あっさっきよりも笑顔感がでてる! ……ような気がするがどうだろうか。
何か変わりましたか? と聞いたところ、「アゴが潤った気はする。笑顔がしやすくなったかはよくわからない」との答え。
次は、白色ワセリンを試してもらった。

こちらの方が精製度が高く、不純物が少ないという。さっきと同様によく擦り込んでもらう。
「はい、笑顔お願いします!」

今度はどうだろうか。
笑顔がしやすくなりましたか? と聞いてみたところ、
「うーん、どうかなあ。アゴが潤った気はする」との答えが返ってきた。
協力者その2。

緊張の面持ちだ。
まずは普通に笑顔になってもらう。

うーん、ぎこちない……。
黄色ワセリンをアゴに塗ってもらった。

「わっやだ〜気持ち悪〜い」
「はい、笑顔お願いします!」

「うーん、わかんない……」
あれ? おかしいぞ。次は白色ワセリンを塗ってもらう。

さっきより表情が柔らかくなってきた気がするが、これはワセリン効果か。
「はい、笑顔お願いします!」

「えっよくわかんな〜い。結果もとめないで〜」
最後の望み、ひげ面の同僚に協力してもらった。

アゴひげは結果に影響をおよぼすのか。
まずは普通に笑ってもらう。

顔がひきつっている。
黄色ワセリンを塗ってもらった。

ものすごい勢いで塗りたくってくれた。
「はい、笑顔つくって!」

「うーん、ちょっとよくわかんないなぁ……」
次は白ワセリン。

口まわり全体に擦りこんでくれた。
「はい、笑顔!」

おっ…!
おおっ……!

いい笑顔!
効果はあったのだろうか。
「う〜ん、言われてみれば、笑顔をつくりやすくなった……かな? あ、やっぱわかんない」
結論
今回、3人の協力者で検証してみた範囲では「アゴに『ワセリン』を塗ることで笑顔をつくりやすくなる」という結果を得ることはできなかった。
もしかしたら、「アゴが乾燥している」という前提条件が必要なのかもしれない。事実、瀧波さんはアゴが乾燥していたらしいのだ。
不運にも、今日のBuzzFeedには潤ったアゴの同僚しか存在しなかった。
もし、あなたのアゴがカッサカサであるのなら、ぜひ「ワセリン」を塗って結果を教えてほしい。