Posted on 2017年1月17日

    「競馬は休みなのに…」吹雪の女子駅伝に批判の声 中止しなかった理由

    雪の中を駆ける選手を心配し、運営を批判する声があがっていた。

    1月15日、雪に見舞われた京都で、各都道府県の中学生から社会人までが襷(たすき)をつなぐ「第35回全国女子駅伝」が開かれた。

    京都市内は14日夜に大雪警報が発令。大会当日の午前中は約10センチの積雪があったが、大会関係者が早朝から除雪作業にあたり、レースは予定通りにスタートした。

    時事通信

    雪の中を走る選手たち

    レース中は時折強く雪が降り、懸命に走る選手の頭に積もった。テレビ中継の画面は、選手が見えないほどの吹雪で真っ白に染まることも。

    Twitterでは、悪条件の中を駆け抜けた選手を称賛する声があがる一方、同日開催予定だったが中止された「京都競馬」を引き合いに大会主催者を批判する声も多く見られた。

    「大雪で競馬ですら中止なのに開催強行の女子駅伝…もはや虐待では?」というまとめが作られるほどだ。

    開催決定の裏側で

    駅伝は雨天決行のケースが多い。しかし今回は、大会前日に大雪警報が発令され、当日も雪が降っていた。

    大会事務局はBuzzFeed Newsの取材に対して、「『開催か中止か』ではなく、『どうすれば開催できるのか』を考えた」とし、その結果と背景を次のように説明した。

    時事通信

    スタート・フィニッシュ地点の極陸上競技場で除雪する大会関係者

    ——開催決定までの経緯を教えてください。

    路面の凍結が大会運営上の危険要素でした。

    そのため、大会関係者、競技場担当者、行政、警察などの協力を得て、早朝から足元の除雪をして、十分に安全確保をした上で開催に至りました。

    ——今回はレース中に雪が強くなる場面もありました。スタート後にも天候によって中止をするという考えはありましたか。

    それはありませんでした。

    もちろん、足元の安全確保は十分にやっておりました。コースは長いので、選手がそこに到達するまでの間、除雪を続けていました。

    スタッフである大会役員、競技会役員、そして補助員として地元の高校生を中心として、ありがたいことにコース沿道にお住まいの市民の方々にもご協力いただけたようです。

    走り終わった選手の皆さんから「走りきることができてよかった」という感想もいただきました。

    時事通信

    西京極陸上競技場で除雪する大会関係者

    ——駅伝大会が中止になるのはどういったケースでしょうか。

    大規模な地震など自然災害が発生した場合や、コースやその周辺で火災、事故、テロ行為などが発生した場合には、運営側で協議をし、速やかに決定する決まりになっています。

    ——もし、そうして中止になった場合、大会は「延期」になるのでしょうか。

    延期になることは一切なく、翌年まで大会が開かれることはありません。

    全国の選手にもう一度集まっていただく段取りもありますし、交通規制も長い時間がかかります。そういった点から、延期の判断はしにくいのです。

    Contact Keigo Isashi at keigo.isashi@buzzfeed.com.

    Got a confidential tip? Submit it here