ドイツ人作家が3分に凝縮した日本 寺社も音ゲーも原宿ガールも

    「豊かな伝統と最先端のライフスタイルの融合は日本特有のもの」


    ドイツ人映像作家のVincent Urban氏が日本での旅行風景を撮影、編集した動画「In Japan - 2015」。200万再生超を誇るこの映像の、第2弾とも呼べる作品が公開された。

    東京・京都・熊野・伊勢など全45箇所の風景を約3分に凝縮。「伝統」「革新」「自然」が渾然一体となった日本の魅力を鮮やかに描き出した。

    東京スカイツリー、東京タワーといったランドマーク、東大寺などの寺社を撮影する一方で、秋葉原のゲームセンターで“音ゲー”をする人々や、原宿にいる個性的なファッションの女性なども取り上げている。

    また「自然」を映した、百間ぐら(和歌山県熊野古道)や瀞峡の筏下りなどのシーンはドローンによる空撮。普段は見られない角度から日本を切り取った。

    YouTubeでこの動画を見る

    JNTO / Via youtube.com

    欧州向けプロモーションの一環

    実はこの映像は、日本政府観光局(JNTO)が訪日旅行促進事業の一環として、クリエイティブエージェンシー「猿人 | ENJIN」とUrban氏に依頼して制作したものだ。狙いは、日本人の感性と欧州人の感性を融合させること。

    同時公開の特設サイトでは、映像に登場する全45スポットの観光情報を案内。動画再生中に気になるシーンをタッチすると詳細な情報が見られる。

    英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語の5言語に対応している。

    映像を撮影したUrban氏は、日本について次のように述べている。

    「私は幼い頃から日本文化に魅了されてきました。豊かな伝統と最先端のライフスタイルの融合は日本特有のもので、私のような外国人にとって、日本はこのコントラストの魅力と、美しい風景や親切な人々に溢れた、尽きることない発見ができる場所です」