雨で一気に土砂崩れが増える
パンフレットでは、阪神・淡路大震災の事例が紹介されている。大きく揺れた六甲山地では、当初700カ所以上で山腹が崩れる等の土砂災害が発生した。そして、地震後の雨等で、崩壊地の数は2000カ所以上に増えたという。
土砂災害の前触れとして、それぞれ次のような現象を紹介している。気づいたら、早めの避難を。
がけ崩れ
① がけから小石がパラパラ落ちてくる。 ② 樹木がゆれたり、かたむいたりする。③ 斜面から水がわき出る。 ④ 斜面にひび割れができる。
土石流
① 川や沢の中でゴロゴロという音がしたり、火花が見えたりする。② 川や沢の流れがにごり、生の木が流れてくる。③ 山鳴りがする、異常なにおいがする、地鳴りがする。④ 雨がふり続いているのに川や沢の水が減る。
地滑り
① 池の水がにごったり、減ったりする。② 山の樹木がザワザワとさわぐ。木の裂ける音や木の根が切れる音がする。③ 地鳴りや山鳴りがする。④ わき水がふえる。⑤ 地面にひび割れや段差ができる。
夜は冷え込む
Yahoo天気によると、16日の熊本は最高25度、最低は13度。大分は最高25度、最低10度と、どちらも10度以上の寒暖差がある。夜間の冷え込みによる、体調不良にも注意が必要だ。
防寒の備えがない場合でも、身近なものが流用できる。東京都が作った「東京防災」では、身近な品での防寒対策が紹介されている。
新聞紙が「上着」や「靴下」に
「ポリ袋」との合わせ技も
保温にはエアクッション、アルミホイル、ラップなども役に立つ。
ダンボールや発泡スチロールを床に敷くのも暖かい。