他にも不倫していた 週刊文春の追及に宮崎議員が完敗

    宮崎議員 vs センテンススプリング 白熱のやりとり

    自民党の宮崎謙介衆院議員(35)が2月12日、週刊文春の不倫報道を認め、議員辞職を表明した。記者会見には週刊文春の記者が参加し、宮崎議員を追及。宮崎議員は週刊文春のスクープを全面的に認めたうえで、取材に対して嘘をついたことを謝罪。これ以上の追及は「議員辞職に免じてご容赦を」と記者たちに要望した。

    週刊文春記者との直接対決

    質疑応答では、宮崎議員の不倫をスクープした週刊文春の記者が「取材をした時に『女性の名前を知らない』と言ったのは、なぜだったのか」と、詰め寄った。

    宮崎議員は「知らないと申し上げたことにつきまして、人として、動揺してしまって、とっさに嘘をついてしまったこと。大変恥じております。あの時失礼な態度を取ったことに対して、お詫びを申し上げたいと思います。申し訳ございませんでした」と頭を下げた。

    質問した週刊文春の記者は「わかりました」というように、うなづいていた。

    宮崎議員は続けて「さらに言いますと、私は、その時にどうにかしてごまかせないものだろうかと考えてしまいました。正直なところです。お互いが黙っていれば大丈夫だからというふうに……考えました。恥ずべき思考であり、行動だったと思っています」と述べた。

    週刊文春記者の「今回の女性以外にも、他の女性と不倫関係になったりしたことはあったのか」という質問に対して、宮崎議員はこう話した。

    「その他の女性のことでございますが、これまで私は35年間生きてきた中で、本当に恥ずかしい限りですが、いろんな方々を傷つけてきたということはあったと思います。本当にそういったみなさまに対しても、お詫びを申し上げたいと思います」

    結婚後もそういうことはあったのか? 宮崎議員は「女性ということであれば……否定はできないところでございます。申し訳ございません」と述べて、別の女性とも不倫をしていたことを認めた。

    さらに「奥さんとの結婚記念日を教えて」「日にちは覚えているか?」と記者から質問されると、「日にちは覚えていますが、どうか二人の大切な思い出ですので、プライベートなことだということでご理解いただけますと幸いです」と答えた。

    さらに、テレビ朝日の記者が、「他の不倫」の詳細を問いかけると、宮崎議員は「女性と関係がなかったとは申し上げません。ここから先の話は、私だけのことではなくなってきますので、どうか勘弁していただきたい。私も深く反省をいたしております」と話した。

    「辞職に免じてご容赦を」

    今後については、「生まれ変わって、もう二度と同じ過ちは絶対に繰り返してはいけないんだ。父として、父として……」とまで述べて、15秒ほど絶句。「出直していきたいと思います」と続けた。

    宮崎議員は「子供の将来のために」と、次のように要望していた。

    「時計の針は巻き戻せませんので、私の子供はいつか、今回のことを知ることになるでしょう。そう考えたら、胸が張り裂けそうになります」

    「これ以上責任の取り方が、私のない知恵では思い浮かびません。どうか妻の体調もあります。子供のプライバシー、将来のこともあるので、私の辞職に免じてご容赦いただきますように、ご配慮いただけますと幸いでございます」