「Pretty privilege = 美人・かわいい子の特権」という言葉があります。美人は得だと思う?
1. 同僚と私、同じ道で、同じ日にスピード違反で警察に止められた。彼女のほうが圧倒的に速度超過してたんだけど、私は切符を切られて、彼女は口頭注意のみ。なぜか? 彼女はすっごく美人だから!
2. 大学3年の夏休み、めちゃくちゃダイエットして20キロ近く痩せた。夏休みが明けると、友達・教授問わず話しかけられることが増えたし、友達も増えたし、女子の間では話題の子というポジションに。
その後、軍に就職し10キロ太った。
話しかけられる頻度、遊びに誘われる頻度が減った。同一人物でもここまで扱いが変わるものなんだね…。
3. バーテンダーとか夜のお仕事は儲かる! ただ、夜のお仕事に就いて稼ぐには、見た目が大事だと思う。
美人の私は、他の子よりも明らかにたくさんチップをもらえていた。ストレートの女性やゲイ男性ですら、私にチップ多めにくれた。
4. 昔、LAに住んでいた時、モデルさん? 女優さん? と言われることが多くて、LAの人はフレンドリーでおもしろい人が多いなと思っていた。
その後引っ越したけど、妊娠中にLAに行く用事があった。
ホルモンバランスの乱れで肌が荒れていて、お腹が大きい私に、フレンドリーに接してくれる人はほとんどいなかった。
無事出産し、お腹がぺたんこになってから再びLAに行くと、昔住んでいた時と同じ「フレンドリー」な人たちがいた。
5. 美人はTinderでマッチしやすい。アプローチされることも多いし、友達も作りやすい。うわべだけの友達かもしれないけど、友達は友達。
6. 10代の頃、お世辞にも美人とは言えない見た目だった。生きるのがツライ世界だった。明らかに見た目で態度を変える人もいた。
大人になった今、私はけっこう美人になった。
あの時と同じ世界なのにまったく違う。特に男性は明らかに優しくなった。
美人は得なんだなって、その逆も本当なんだって実感してる。
7. 私は境界性パーソナリティ障害(BPD)に悩まされているんだけど、カウンセラー含め誰も真面目にうけとってくれない。若くて美人な女には悩みがないとでも?
8. 友達が働いてるおしゃれなレストラン。マネージャーから、バイト募集で来た子が「美人」で「痩せて」いない時は履歴書の上に「110」ってコード書いておけって言われたと聞いた。ショックだった。
9. 美人って文化によっても定義が異なると思う。ある文化圏では、美人の特別待遇というか、飛行機のシートが無料でアップデートされていたり、知らない人が食事代をだしてくれたりで、得することがあった。また、別の文化圏では美人だと思われず、クラブへの入店を拒否されたこともある。
私は、肌の色が濃く、いわゆる典型的な西アフリカ系の見た目。
子ども時代にいじめられたこともあるけど、私は自分の顔が好き。
国によって「美人」の定義が変わることも知っている。
10. トランス女性として言わせてもらうと、見た目の影響はすごくリアルな問題。トランスだと公にしても、見た目がいい私は「成功例」としてよくしてもらえる。
ジスジェンダー、つまり生まれつき女の女性よりもキレイというのが、トランス女性がチヤホヤされる条件のようなもの。
この枠にはいれないと「失敗例」のごとく扱いをされてしまう。残念だけどこれは実際にある考え。
11. 美人の友達とアイス店の列に並んでた。私たちの番が来ると、お店の人が友達の分は列の前の人が前払いしたからタダだよって。で、私は自腹。
いや、もともと自分のアイスは自分で買うつもりだったけど、でも、なんかなぁ。
12. 生まれつき顔が変形しており、小さい頃から何度も手術を受けている。じろじろ見られることも、笑われることも多かった。
12歳のとき、友達と遊びにいったモールで友達がモデルにスカウトされた。
友達を熱心に口説くスカウトマンが私を見て言葉を詰まらせ、「君たち2人ともそれぞれキレイ。みんな違うキレイがあるよね」だって。
21歳になった今、多くの手術を経て、人から笑われることはなくなった。話も真面目に聞いてもらえるし、何よりみんな優しい。
たまに、バーで知らない人がお酒をおごってくれることもある。見た目で人の態度がどれだけかわるのか痛感してる。
14. 高校時代、美人じゃなかった私は「変な子」だと言われていた。高校卒業後、急激にキレイになった私を、人は「個性的」「情熱的」というポジティブな言葉で評する。私の性格は変わっていない。
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この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:soko / 編集:BuzzFeed Japan