昨年SNSで話題になったパフォーマンスがあるんです。
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ちょっとすごすぎませんか…?
まるで重力を感じさせない足の動きとキレキレのダンス。
上から吊るされているかのように動きますが、ご覧の通り自分の手で“ぶら下がっている”状態です。

これが「人並外れたパフォーマンスだ」とSNSを中心に話題となりました。
【拡散希望】 よかったら観てください。 よかった拡散希望してください。 色んな方に知ってもらいたい。 @Skrillex
この独自のダンスを創りあげた上西隆史さんに、お話を伺いました。

ーー初めて上西さんのパフォーマンスを見たとき、全く重力が感じられず驚きました。これはどのようなジャンルですか?
「エアダンス」という、鉄棒や組み上げられたバーにぶら下がり空中で踊るダンスです。
もともとあった「バーダンス」「プルアップダンス」という自重トレーニングに、エンターテイメント性やアート性をプラスして、新しいジャンルとして独自に創りあげました。

ーーなぜ、エアダンスを始めようと思ったのですか?
海外のトレーニング動画で、鉄棒につかまり空中を歩いているような動画を見たのがきっかけです。
そこには重力がないように見えたんです。
こういう動きを音楽に合わせてダンスにしたらより驚きも増し、新しいエンターテイメントになるのではないかと思い、始めました。
ーーパフォーマーとして、エアダンスのどこが魅力だと思いますか?
一つは、無重力であることです。
重力は、私達が地球上にいる限りどこにいても常にあるものです。
そこから解放されているかのように動き、そして踊るという事は魅力的なものだと思います。
もう一つの魅力としては、全てが新しいことです。
参考にする動きがないケースがほとんどです。
ショーを作るときも0から作っていく、むしろ創っていくという感覚があります。
そこが、他では味わう事の出来ない魅力だと感じています。
身体表現という枠におけるパフォーマンスやエンターテイメントは出尽くしている現代において、新しいジャンルを開拓していけることは最高の魅力です。

ーー相当の筋力が必要なダンスジャンルですが、普段はどのようなトレーニングを行っていますか?
普段は懸垂をメインに行っています。
身体の瞬発力を高めるために、60kgの重りをつけて、1-3回を2セット行ったりします。
練習後には持久力のトレーニングとして、反動を使わない懸垂を40回ほど行います。

ーー上西さんは、エアダンスを始める前はどのような活動をしていたのでしょうか?
東京大学に進学後、WORLD ORDERというダンスパフォーマンスグループに所属していました。
大学でダンスサークルに入ってからストリートダンスにハマってしまい、ダンスメインの大学生活を送っていました。
在学中に須藤元気さんプロデュースのWORLD ORDERのサポートダンサーをし、2011年に正式加入してからはプロのダンサーとして活動していました。
WORLD ORDER所属時は日本に限らず、世界中でショーを行なっていました。
上西さんは現在、パフォーマンスユニットAIRFOOTWORKSを立ち上げて活動しています。
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ーーなぜグループでの活動を始めたのでしょうか。
グループでやることによって表現や活動の幅は格段に広がります。
エアダンスは他のジャンルに比べて、新ジャンルとして生まれてからチームを組むまでの進展が早いのですが、これは私がもともとWORLD ORDERに所属していた経験が大きいと思います。
複数人でショーを作る経験をしていたため、グループで活動することの将来性に事前に価値を見出していました。
それが、早い段階でのグループへの移行に繋がったのだと思います。

ーー今後の活動や目標を教えてください。
パフォーマンスを観た方が元気になることを目指しています。
そのために、まずはチームとして、表現の幅を広げつつ新しいショーを創って、より多くの方に観ていただけることが目標です。
その中で、身体表現として新しいジャンルを切り拓いていきたいです。
さらには、身体表現の枠だけに捉われず、現在進化し続けているテクノロジーとのコラボレーションによる新たな表現も模索しています。
現在は国内が中心ですが、海外での活動も視野に入れていければと考えています。
AIRFOOTWORKSのパフォーマンスはYouTubeやTwitterで見ることができます。
【拡散希望】 世界で勝負していきたいと思っています。 Airdance×technology=革新的エンターテイメント になると思います。 そういう事ができる方々と繋がって一緒に勝負していきたいです。
ぜひ映像や劇場で、人間離れしたパフォーマンスを体感してみてください。