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「白人至上主義」「イスラムは癌」「同性婚に反対」 トランプ政権の恐るべき男たち

「狂犬」元海軍大将の起用も検討されている

1.スティーブン・バノン氏→首席戦略官・上級顧問

Carlo Allegri / Reuters

首席戦略官・上級顧問への起用が決まった。保守系ニュースサイト「ブライトバート・ニュース」の会長。62歳。

トランプ次期大統領の選挙キャンペーンで最高責任者を務めた。「ブライトバート・ニュース」は「白人至上主義」や「反ユダヤ主義」を掲げてきたことから、専門家や反差別団体から批判されていた

当初はホワイトハウスで、最も重要な役職(日本で言えば官房長官)である首席補佐官への起用も検討された。人種差別発言や共和党批判を繰り返していたため、共和党の主流派から懸念が出ていた。結局、首席補佐官ポストは共和党全国委員会のプリーバス氏が起用された。

しかし、トランプ氏はバノン氏をプリーバス氏の「対等なパートナー」と位置付けており、米国内では「プリーバス氏よりバノン氏が影響力を持つようになる可能性もある」との見方が出ている

2.マイケル・フリン元国防情報局長→大統領補佐官(安全保障担当)

Mike Segar / Reuters

次期国家安全保障担当大統領補佐官への起用が決まった退役陸軍中将。57歳。イスラム教徒に対する強硬的な姿勢で知られる。

過去に「イスラム教は悪性の癌」「イスラム教徒を恐れるのは当然」「イスラムは宗教ではなく、政治的イデオロギーだ」などと、発言している。

国防総省に勤務していた時、不確かで事実に基づかないフリン氏の主張は、部下から「フリン・ファクト(フリンにとっての事実)」と呼ばれていたという。イスラム武装勢力掃討策をめぐる見解の相違を理由に、国防情報局を2014年に解雇された。

安倍晋三首相とトランプ次期大統領の初会談にも同席していた。

3.ジェフ・セッションズ上院議員→司法長官

Mike Segar / Reuters

南部アラバマ州選出の上院議員。69歳。司法長官への起用が決まった。

移民問題の強硬派。トランプ氏がイスラム教徒の入国を全面的に禁止する方針を打ち出した際、支持を表明した数少ない議員の1人でもある。

過去に「合法的移民のペースを落とす必要がある」と発言。選挙中に「不法移民の強制送還」を訴えていたトランプ氏と考えが一致している。

上院では、刑務所受刑者の処遇改善法案に反対したこともある。気候変動問題に対しても懐疑的といわれる。

4.マイク・ポンペオ下院議員→中央情報局(CIA)長官

Win Mcnamee / Getty Images

陸軍出身の下院議員(52)。中央情報局(CIA)長官に指名された。保守系草の根運動「ティーパーティー」出身。

CIAがテロ容疑者に「水責め」など拷問をしていた事実が発覚し、オバマ大統領が拷問を中止した際、「(水責めを行ったのは)拷問者ではなく愛国者だ」と主張した。

イランとの核合意にも反対している。

5.マイク・ペンス・インディアナ州知事→副大統領

Gary Cameron / Reuters

次期副大統領。57歳。

同性婚に反対の立場を表明している。

同性婚について、「家族と結婚を破壊している。同性婚の否定は差別でなく『神の考え』を執行しているだけ」と発言して、LGBT団体などに批判された。

6.ジェームズ・マティス元中央軍司令官→国防長官

Gary Cameron / Reuters

国防長官への起用が有力視されている。

「狂犬」を異名を持つ、軍歴44年の元海軍大将(70)。アフガニスタン、イラク戦争での指揮経験がある。イランとの核合意に反対の立場を示している。

2005年、カリフォルニア州で開かれたパネルディスカッションで「(戦場で)人を撃つのは楽しい」と発言して物議を醸した。

トランプ次期大統領は11月19日、自身が経営するゴルフ場でマティス氏と会談。その後、ツイッターで「マティス大将は非常に印象的だった。大将の中の大将だ」と話し国防長官の最有力候補だと明かした。

トランプ次期大統領は当選後、発言が控えめになり現実路線へ舵を切るとも見られた。しかし、閣僚には持論を支持するタカ派が起用されている。

朝日新聞によると、国務長官候補には、ルドルフ・ジュリアーニ元ニューヨーク市長やジョン・ボルトン元国連大使、サウスカロライナ州のニッキー・ヘイリー知事らの名前が挙がっている。

バズフィード・ジャパン ニュース記者

Kantaro Suzukiに連絡する メールアドレス:kantaro.suzuki@buzzfeed.com.

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