退任するNHKの籾井会長 80点と自己採点する「とんでも発言」を振り返る

    公共放送トップの資質を問われ続けた

    NHKの籾井勝人(もみいかつと)会長の退任が決まりました。任期中は、公共放送のトップとしての資質を追及されてきました。どんな発言をしていたのか、振り返ってみましょう。

    1. 「政府が右というものを左とは言えない」

    2. 特定秘密保護法「通ったので、言ってもしょうがない」

    3. 私的ハイヤー代請求「何が問題なのか」

    4. 聴覚障害者の蔑称を連発

    5. 原発報道は「公式発表ベース」

    6. 野党の追及を「文句」と表現

    籾井会長は12月1日、定例会見で2016年の自己採点を問われ、「80点はいけますね。90点と言いたいところですが。まあ合格というところじゃないか」と話したという。

    公共放送トップとしての資質を問われ続けたが、籾井会長は続投の意欲を見せていた。しかし、「先行きの見通しが甘く経営手腕に疑問を感じる」と指摘するNHK経営委員もいた

    NHK経営委員会は12月6日、次期会長に現職の経営委員、上田良一氏を選出した。籾井会長は来年1月、退任する。