衆院委質疑の「無断欠席」でバトル 維新議員は「事実誤認」とFBで長文反論

    釈明に非難上がり、委員会が一時中断

    衆議院総務委員会の竹内譲委員長は11月1日、予定された質疑を自分の都合で取りやめたとして、日本維新の会の足立康史衆院議員を厳重注意した。朝日新聞などが報じた。

    朝日新聞によると、足立議員は10月27日、総務委で質問する予定だった。しかし、同じ時間帯に開かれていた衆院憲法審査会の幹事懇談会に出席し、質問の予定時間に現れなかった。

    11月1日の総務委員会で竹内委員長は「予定した質問を自己都合で取りやめた。二度とないよう猛省を促す」と注意した。足立議員は「迷惑をかけたことはおわびしたい」と謝罪した。

    足立議員は発言の中で「憲法審査会は1年半ぶりに再開されるもので国益にとって重要」とも言及した。

    足立議員はフェイスブックでも「総務委での質疑を私が無断欠席したとの報道がありますが、事実誤認」と長文で持論を展開した。

    足立議員がここで反論しているのは、産経新聞の10月31日の記事だ。

    「総務委員会に欠席や質疑者の差し替え通告などを行わなかった」という報道に対し、「事前連絡をしていたため、無断欠席ではない」「質疑順の交代を行うとともに、事前に通告を行った」と説明している。

    足立議員によると、総務委員会での質問は午後1時50分から予定されていた。午後1時半から憲法審査会の幹事懇談会に出席するため、総務委員会での質問時間を午後2時20分に変更した。

    しかし、幹事懇談会が長引いたため、質問開始時間に間に合わず、「総務委員長のご判断で散会いただくよう」申し入れたという。

    この申し入れがいつの時点のものかの言及はなく、「タイミングについて、更に余裕をもって行えなかったのか、とのご指摘があることは承知」していると述べている。