”あるクリームソーダ”がTwitter上で話題です🍹
クリームソーダ職人のtsunekawaさん(@tsunekawa_)がTwitterに「春の訪れを告げるクリームソーダ」を投稿したところ、2400回以上リツイートされ、1.9万を超える「いいね」が集まりました。
「素敵すぎて惚れ惚れしました」「めちゃ綺麗なクリームソーダですね」とその美しさを褒める声や、「色んな『春』を歌う歌が脳内を駆け抜けていきました」など、実際に春を感じたとの声が寄せられています。
「春の訪れを告げるクリームソーダ」

BuzzFeedは、投稿したファッションデザイナーで写真家のtsunekawaさんに話を聞きました。
「春の訪れを告げるクリームソーダ」は春分の日に合わせて投稿した、と振り返ります。
桜の花びらが舞う様子をグラスの中で表現したいと考えたのだとか。

春分の日よりも少し前には、同じピンク色のクリームソーダを投稿されています。
タイトルは「春の匂いがする頃にだけ飲める桜のクリームソーダ」。ただ、違いがあるそうです。
「春の匂いがする頃にだけ飲める桜のクリームソーダ」

「『春の訪れを告げるクリームソーダ』は桜が舞い、『ああ、春が来たんだな』と実感する気持ちや情景を表現しました。一方、『春の匂いがする頃にだけ飲める桜のクリームソーダ』は春の暖かな陽や空気そのものをイメージしています」
様々なクリームソーダを投稿する中で、特にお気に入りのものは「実家へ帰省した時につくったクリームソーダ 」だと教えてくれました。

「ばあちゃんとじいちゃんにクリームソーダを作りました」と投稿された写真にうつるクリームソーダはもちろん、おじいさまの笑顔も素敵…。

クリームソーダをつくる魅力を2つ挙げてくれました。
「自分が見た景色を写真そのものではなく、クリームソーダという別の分野で表現してお客様に味わっていただける楽しさ、また、ものづくりそのものの純粋な楽しさを感じます」
tsunekawaさんは、服飾ブランドを運営しながら、独学でクリームソーダ作りの知識を得ていきました。その結果、クリームソーダのレシピ本を出版するまでに。
いまは、日本全国を巡りながら、その地域の食材を使ったクリームソーダとカレーをつくり、旅先の魅力を発信する「旅する喫茶」という活動に力を入れています。

クリームソーダをつくろうと思ったきっかけを尋ねると、幼少期の思い出を話してくれました。
「愛知県出身で、喫茶店が身近なものでした。クリームソーダは昔から好きで、小さい頃からおばあちゃんとおじいちゃんに連れてってもらっていました」
「クリームソーダを見ていると、子どもの頃の思い出が今でも蘇るような気がしています」
「生活の中でふと見上げた時の空の美しさや、旅先でみた海の色を重ね、場所も時間も超えてグラスの中に表現できることも魅力的に感じました」

はじめてつくったのは、青いクリームソーダだったそうです。 グラスの中で輝く青色があまりにきれいで、それから没頭したようです。
「全国を旅しながら開店している『旅する喫茶』を通して、飲みたいと思ってくださる方へ届けれたらと思っています」
