機内で乗客が突然死。居合わせた夫婦「トラウマになる」、航空会社の対応を疑問視

    カタール航空の機内で、乗客が突然死した。その一部始終を目撃した別の乗客が、航空会社の対応を疑問視。ネットで議論を呼んでいる。

    中東の大手エアライン、カタール航空の機内で、乗客がフライト中に突然死した。

    別の乗客がテレビ局の取材に答え、客室乗務員が遺体を自分の横に座らせたと、航空会社の対応を疑問視。ネットで議論を呼んでいる。

    ミッチェル・リングさん、ジェニファー・コリンさん夫妻は今年2月、豪メルボルン発ドーハ行きの便に搭乗。

    だがフライト中、機内の通路で突然、女性客が倒れた。乗務員らが心配蘇生を試みたが、助からなかったという。

    その一部始終を目撃した2人は2月24日、豪テレビ局9Newsの報道番組『A Current Affair』に生出演。当時の状況を語った。

    「乗務員たちは私のすぐ隣にある通路で、女性を蘇生させようとしました。あらゆる手段を施しましたが、残念なことに女性は助かりませんでした」

    「その様子を見ていて、とても心が痛かったです」

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    番組に出演したリングさん&コリンさん夫妻 / Via youtube.com

    その後、乗務員は亡くなった女性を車いすに乗せ、ビジネスクラスのセクションに運ぼうとした。だが、通路が狭く、女性の遺体を運ぶことができなかったそうだ。

    すると乗務員は、リングさん・コリンさん夫妻にこう話しかけたという。

    「私の横の席が空いているのを見て、『席を詰めていただけますか?』と…」

    「私たちが座っていたのは、4人がけの列です。妻は私の反対側(窓側)にいて、列には私たちだけでした」

    「なので『はい。構いません』と移動すると、乗務員が女性の遺体を、私が座っていた通路側の席に寝かせたんです」

    番組では、機内で撮影された実際の写真が公開。リングさんの横には、布のようなもので覆われた女性の遺体が座っている。

    機内には他にも空席があったが、リングさんは到着までの残りの約4時間、遺体の隣で過ごすことに。乗務員から、座席移動の提案もなかったという。

    リングさんによれば、着陸後も警察が遺体を引き取りにくる間、席にとどまるよう言われたそう。また、到着した警察関係者は、2人の目の前で遺体の布を外したという。

    2人は「ひどい話です」「トラウマです。最悪です」と口をそろえた。出演時点で、航空会社からのサポートや連絡もなかったと話す。

    その後、カタール航空の広報担当者はUSA TODAYに声明を発表。

    亡くなった乗客の家族、および影響を受けた乗客と連絡をとっていることを明かした。

    SNSでは、「これはトラウマになりますよね」「最寄りの空港に緊急着陸するなど、航空会社にはもっとできることがあったはず…」「乗務員たちができることも、ほかになかったと思う」「亡くなった女性とその家族、そして関わったすべての人に最悪の結果になってしまった」など、議論を呼んでいる。