月曜日の早朝、ウィスコンシン州のカンバーランド警察に通報があった。高校の事務室に車が突っ込んだ…
急いで駆けつけた警察官はそこで気付いた…なんとこれ、全部イタズラ! アメリカの高校で「シニアプランク」と呼ばれるこの文化、卒業生は最後のイタズラを学校でするという。
カンバーランド高校の卒業生たちは半分になった古い車を学校へ持ち込み、その周りにレンガをばら撒いた。壁には偽の穴を作り、ブラックテープで固めている。
卒業生の1人、コナー・パスコがこのイタズラを計画した。彼の父親はカンバーランド高校の職員。コナーはこのアイディアを父親とその職場の同僚たちと話をしている時に思いついたそうだ。
「僕らはいつも学校は監獄みたいだし、卒業する時はこんな場所吹っ飛ばしてやる!って冗談を言っていたんです」とコナーはいう。
深夜、学校に生徒たちが密かに集まり、この計画は実行された。
「この計画に参加したみんな、誰一人として欠けても成功しませんでした。一人ひとりが役割を持ち、夜が明けるまでに完成するようがんばりました」
「警察にも気付かれないよう注意したんです。だって、せっかくのイタズラがバレたら台無しでしょう?」
その日の朝、高校へ駆けつけた警察官は彼らのイタズラは、これまで見たものの中で一番の出来だったとBuzzFeed Newsに語ってくれた。
あるFacebookの投稿で、カンバーランド警察はこの最高のイタズラを讃えた。
地域の人々にもこのイタズラは愛された。
「このイタズラは実際には学校をちっとも傷つけていません」とある住人は Facebookにてコメントした。
「世界中で様々なことが巻き起こっていますが、これにユーモアを見出せないなら、一体何にユーモアを見出せるのでしょう?」と高校の警備員のグレッグ・シェイファーはいう。
コナーはこのイタズラがたくさんの人に愛されたことに喜んでいます。トラブル1つ起こらなかったことにも感謝しているみたい。
「もっとシニアプランクについて知ってほしいと思うんです。だってもし間違った行いをしなければ、最高に笑えるし、何一つ傷つけることはありません」
「私は今回の計画は成功だったと思います」
この記事は英語から翻訳されました。翻訳:千葉雄登