「目の悪い人が眼鏡を外すと世界はどう見えるか」を描いたアーティスト
「ぼやけてるっていうことは美しいことなのかも」
フィリップ・バロウ氏は、南アフリカのライビーク・カステールを拠点に活動する画家。数十年のキャリアを持つ彼のアートは、世界中で展示されてきた。

Philip Barlow / Via Instagram: @philipbarlow
彼は、「ボケ」と呼ばれる独特なスタイルで絵を描く。

philipbarlow.com / Via Instagram: @philipbarlow
少しだけピントの外れた写真のようなボケ感。近視や乱視で見る世界に近いものかもしれない。
彼の最新の作品は、「Still Motion(静かなる動き) II」というシリーズに収められている。

これらの絵画では、ボケスタイルが完璧に表現されている。描かれている風景は、海辺や…

…街の中…

…そして、夜の街。

バロウ氏が『Insider』に語ったところによると、彼はまずカメラを使って画像を撮っている。その上で、その題材を彼独自のスタイルで描いていくのだという。

舞台裏を撮影したこの動画で彼が語っている通り、そのプロセスは、大変な労力を要する。しかし、それは挑戦しがいのあるものだと彼は強調する。
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これらの作品は最近、ロンドンのEverard Read Galleryで展示された。

また、彼は自らのInstagramにも、これらの絵画を掲載している。

これらがキャンバスに描かれた油絵だとは、正直信じがたい。

バロウ氏は自らの略歴で、自分の作品に対する思いを次のように表現している。

philipbarlow.com / Via Instagram: @philipbarlow
「絵の中の人物は、自らに降り注ぐ光を反射し、見るものの目に飛び込んできます。輝く光に包まれることで、彼らがより美しくなるのが私の望みです。私にとって、光は究極のテーマです。光はあらゆる現実の頂点の姿が具体化したものですから」
「ぼやけている」ということは、美しいことなのかも。

この記事は英語から翻訳・編集しました。