「プラダを着た悪魔」2018年版、勝手に考えてみました。

    「ミレニアル・ピンク? 春に? 画期的ね」

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    20th Century Fox

    1. ミランダ(メリル・ストリープ)が編集長を務めるファッション雑誌『ランウェイ』は、今だったらメインの配信方法はオンライン。年に数回、プリント版を発行しているはず。

    2. 映画はアンディ(アン・ハサウェイ)は正社員のアシスタントとして仕事をスタートして、映画のエンディングで自分がやりたい仕事がもらえるかもというところで終わる話だった。でも、今だったらアンディは『ランウェイ』でインターンとして働いていて、最後は『ランウェイ』の正社員のアシスタントとして雇われる可能性をちょっぴり掴むっていう話になるはず。

    3. 今だったらアンディは仕事があるときだけ使ってもらえる契約なので、翌日仕事があるかどうかすらわからないはず。

    4. アンディの仕事の1つは、ミランダのSNSを運用することになるはず。

    5. そして今だったらアンディの時間はほとんどすべて、ミランダのInstagramでディスっているアカウントをブロックする作業に費やされるはず。

    6. ナイジェル(スタンリー・トゥッチ)がアンディをコーンチャウダーを食べると足が太くなると諭していたけれど、今だったらグルテンを摂っていることを指摘しているはず。

    7. 今の時代に撮影されていたら、アンディは職場の近くに家が借りられることはないだろうから、毎朝めっちゃ長時間、通勤に費やしているはず。

    8. 今なら、編集部員はみんなミニマリストになっていて、スーパーファッショナブルな洋服を着る代わりに、ブラックジーンズと白いTシャツを着ているはず。

    9. アンディはミランダの双子の子どものために未発売の『ハリー・ポッター』の原稿を入手するミッションを与えられたけれど、今だったらブロードウェイ・ミュージカル『ハミルトン』のバックステージツアー付きチケットを入手しなければならないことになっているはず。

    10. 今ならミランダのサングラスはあんなオーバーサイズのものではなくて、もっと小さなものになっているはず。

    11. 今なら誰かがきっと『ランウェイ』についてのTwitterの匿名アカウントを運営しているはず。

    12. 今なら『ランウェイ』の編集部員はアンディにシェーディングや陶器肌の作り方、つけまつげのつけ方を、ナチュラルにするメイク方法を教えているはず。

    13. アンディがこなすおつかいや探し物という大変な仕事は、今だったらアンディが4Gデータのスマホを持っているだろうから難なく解決されるはず。

    14. 今だったらアンディはたぶん、いろんな洋服やデスクを真上からおしゃれに撮った写真にハッシュタグ「#毎日の疲れる仕事」かなんかをつけて投稿することで、Instagramのちょっとしたインフルエンサーになっているはず。

    15. アンディは仕事でもらったものを副業としてフリマアプリで売って、けっこうお金を稼いでるはず。

    16. 今だったらアンディの友達はみんなもっとネットを使って仕事をしていて、SNSのフォロワーを増やそうとしているから、アンディがいろいろなものをタダにしてくれるのを喜ぶし、アンディの仕事にもっと理解があるはず。

    17. アンディの新しい「シュッとした」髪型は、映画のように前髪のある長いストレートヘアではなく、ちょっとカラーリングを入れた無造作ロブヘアになるはず。

    18. エミリーの赤毛のおでこを出した髪型は、今だったら赤毛でオールバックの低めポニーテールに変えられるはず。

    19. ネイトは食べ物の写真を投稿する、感じの悪いInstagramアカウントを持っているはず。

    20. ネイトは多国籍料理のフードトラックをやろうとしているはず。

    21. 今だったら、ミランダはややこしいラテの代わりに、最近じわじわきているエスプレッソドリンク「フラットワイト」かバター入りの「バターコーヒー」をほしがるはず。

    22. そうでなかったら、ミランダはターメリック入り「ジンジャーショット」を頼んでいるはず。

    23. 編集部ではありきたりの炭酸水ではなく、全米売り上げNo.1のスパークリングウォーター「ラクロワ」を飲んでいるはず。

    24. ゲスト出演は、今ならジゼル・ブンチェンではなく、ハディッド姉妹の誰かになるはず。

    25. アンディは仕事で電話をして色んな人と連絡をとっていたけれど、今だと誰とも電話で連絡ができないはず。なぜなら今やみんな電話に出ないし、いつもマナーモードにしているから。

    26. 今ならアンディはデザイナーに直接話しかける代わりにWhatsAppのアプリを使っているはず。

    27. 今だったらアンディたちのような20代前半は、誰もお高いレストランで食事をするほどお金持ちではないから、代わりにちょっとアイロニックな雰囲気のバーか、かつて古い建物のトイレの個室だった場所を隠れ家バーに改装した「スピークイージー」に行っているはず。

    28. アンディが仕事でもらった高価なコードレス電話をギフトにすることは今ならありえない。代わりに、それはApple Watchになるはず。

    29. 撮影されたのが今だったら、ミランダはミニマリストな生活に突入しているはずなので、アンディはあの本を置くテーブルがどれかと迷うことはない。ミランダの家にはサイドテーブルが1つしかないはずだから。

    30. ミランダの双子のカロラインとキャシディは、今だったらカイロとヴィーダと呼ばれているはず。

    31. 今だったらミランダはひっきりなしにアンディにFacetimeで連絡を取ってどこにいるか、いるべき場所にいるのかを確認しているはず。もしくは、「iPhoneを探す」アプリでアンディの居場所を追跡しているはず。

    32. 「花柄? 春に? 画期的ね」というセリフの代わりにミレニアルピンクやボタニカル柄を提案しているはず。

    33. クリスチャンは今なら繊細な面を見せて女の子の気持ちをよく汲み取ってメロメロにする、いわゆる草食男子として登場するはず。そしてアンディに、自分のアカウントに投稿するための写真をとっていいかと聞き、その写真のキャプションに「タバコの味は舌で踊るが、彼女のキスは僕の心で踊る」とか、顔の赤らむようなポエムを載せるんだ。

    34. そして今だったらクリスチャンはいつも、スーツの足元にVansのスニーカーを合わせていて、髪の毛はツーブロックにしているはず。

    35. 今ならアンディはミランダのためにレストランに走って行く必要はないはず。UberEatsがあるからね。

    36. そしてアンディは、最後にミランダからの着信を避けるために泉に電話を投げ込んだりせず、今なら単にマナーモードにするか、ミランダをブロックするだけになるはず。

    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:フェリックス清香 / 編集:BuzzFeed Japan