「息子に同性の恋人がいるんだけど…」ネット掲示板に相談した父親がかけた言葉とは…?
スナック菓子のドリトスが、カミングアウトを題材にしたCMを配信し、話題を呼んでいます。ネット掲示板に相談した父親がとった行動とは…
日本でも人気のあるスナック菓子「ドリトス」。ドリトスが配信した、実話に基づいたCMが話題を呼んでいます👀
日本でもコンビニなどでよく見かけるメキシカン・タコス味、おいしいですよね。
YouTubeで1400万回以上視聴されているCMの題名は、スペイン語で「最高の贈り物」を意味する「El mejor regalo」。
主人公は、この3人。左から息子、息子の友達、息子の父親です。
メキシコを舞台に、クリスマスの時期に帰省する息子が、父親に電話するシーンから始まります。
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「クリスマスに予定がない大学の友達を家に連れてきてもいいか?」と息子は父親に尋ねます。
父親は「もちろんいいよ」と答えます。
このふたりは恋人同士。しかし、父親は知りません。

息子が友達だと紹介した彼は、実は息子のボーイフレンド。
3人で外食をしたとき、息子は父親の前で彼を「ハニー(恋人に使う呼び方)」と呼びます。そういったことが重なり、父親はふたりが恋人同士だということに気づき始めます。
そこで、父親が頼ったのはネット掲示板✏️

同性の恋人の存在を隠す息子と、そのことを自分に「言えない」とは思ってほしくない父親。
「息子と彼の友達はおそらく恋人同士なんだけど、息子はそのことを私に隠している。どうすれば、『大丈夫なんだよ』と2人に伝えられる?」と、父親はネット掲示板に書き込みます。
父親が選んだ言葉は、「愛している」。

後日、父親は話があると息子を呼び、こう伝えます。
「ただ愛しているよ、と伝えたかったんだ」
すると息子は一瞬ほほ笑み、「ありのままの僕を愛しているってことを伝えたいの?」と尋ねます。
父親は深くうなずき、ふたりはハグ。そこで、CMは終わります。
動画の最後では、「ホリデーシーズンにあなたが贈れる最高のギフトは、『ありのままの他者』を受け入れることだ」という文章で締めくくられています。
ドリトス・メキシコでは、毎年LGBTQコミュニティをサポートするため、個人の実体験に焦点を当てており、このCMも実話に基づいてつくられました。
ウェブサイト「Design Taxi」のインタビューで、同会社のマーケティングチームで活躍するエドアルド・コルドバ氏は「ドリトス・レインボーで達成された成果を本当に誇りに思う」と語りました。
ツイッターでは、「泣けた」「よくできている」というコメントがありました👏
Not a fan of performative corporate support of LGBTQ+ people for the sake of profit, but this is well done and touching. https://t.co/96RJQ25oXA
「企業が会社の利益のためだけに、LGBTQ+の人たちを支援することはあまり好きではないけど、これはよくできている。感動した」
Didn't ever think Doritos would make me cry, yet here we are. https://t.co/sRDJ3iF86Q
「ドリトスの広告で泣くとは思っていなかった」
カミングアウトは、「絶対にしなきゃいけないこと」ではありません🌈
カミングアウトを「する」「しない」の選択は、あなたの自由です。あなたがしたいと思ったときに、あなたがしたい人にすることで、第三者や社会から強要されることではありません。
カミングアウトをしない選択肢をしたからといって、あなたは自分自身を偽っていることにはなりません。
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