米玩具店メーカー「マテル社」が1月30日、新たに黒人女性のバービー人形を発売しました。
1980年に発売された「ブラック・バービー」の45周年を記念したニューモデルに、SNSでは「美しすぎる」「今すぐほしい」といった声が寄せられています。
バービー誕生から21年後の1980年、黒人文化を反映した初のバービー人形「ブラック・バービー」が店頭に並びます。
製作に携わったのはアフリカ系アメリカ人のデザイナー、キティ・ブラック・パーキンスさん(76)。
パーキンスさんは2024年、CBS Newsの取材に対し、当時をこう振り返っています。
「彼女(ブラック・バービー)も白人の人形と同じように、いろんなことができたらいい。少しだけスパイスを加えてね」
「私自身、子どもの頃に黒人の人形を持っていませんでした。だから、紙人形を黒く塗りつぶして遊んでいたんです。私に似てほしかったから」
ブラック・バービーの誕生秘話に迫ったネットフリックスのドキュメンタリー映画『ブラック・バービー』で、パーキンスさんはこう語っています。
「ブラック・バービーをデザインした当時、黒人の少女たちの間に、『自分たちと似ている人形で遊びたい』というニーズが確かに存在していました」
「黒人女性の姿を忠実に反映したんです。それまでのバービーとは正反対にしたかった」
同ドキュメンタリーに出演した3児の母モニカ・ベイリーさんは、多様な人形の必要性をこう訴えています。
「カリフォルニアとアリゾナの小さな町で育った黒人の私は、自分の居場所を見つけるのに苦労しました」
「白人の人形で遊んでいましたが、母が私に塗ってくれたように、人形にもグリースワックスをつけてあげていました。髪をチリチリにしようとしたんです」
「少しでもいいから、自分に近づけたかった。人形との接点がほしかったんだと思います」
「白人のバービーに近づこうと必死でした。でも、白人が社会の美の基準になってしまうと、黒人の私たちは除外されてしまう」
「『白人になりたい』『白人になる必要がある』と思い込まされていたんです」
「そんな考えを持っていたなんて、思い出すだけでゾッとします。自分を美しいと思えませんでした」
サムネイル:Image via Mattel

