募金詐欺で写真を悪用された少女、SNSで注意を呼びかける

    「知らない人を助ける素敵な心を持った人たちが騙されるのをみるのは辛い」

    「妹のお葬式のため力を貸してください」。そう書かれた募金詐欺に写真を悪用された米在住の大学生、サフィア・バーケードルさん。

    Screenshot / GoFundMe

    「GoFundMe(ゴーファンドミー)」は、インターネット上で誰でも募金活動ができる米国発祥のクラウドファンディングサイトだ。

    同サイトで2月中旬ごろ、「妹のお葬式のため力を貸してください」と名付けられた募金運動が始まった。

    募金運動のページでは、「睡眠中に亡くなった」とされるハニ・ヨセフという人物の葬式費用を募っていた。ハニとされる人物の写真も掲載されていた。

    しかしその写真は、以前サフィアさんが自身のインスタグラムに投稿した彼女の自撮り写真だった。

    人々の同情を誘うためか、「家族が借金を抱えているため、お葬式をあげる余裕がない」とまで書かれていた。

    そんな詐欺募金活動に対し、40万円以上もの寄付金が人々の「善意」により集まった。

    この募金活動は誰かのイタズラだと思った、とサフィアさんはBuzzFeed Newsに語った。

    「はじめに私のいとこが(写真が私だと)気づき、確認のため私の姉妹にページのリンクを送りました。そのリンクを姉妹が私に見せてくれました」

    「最初はイタズラだと思いました。しかしその後、複数の友人からも同じリンクが送られてきました」

    「友人も家族もとても困惑していて、たくさん質問してきました。何者かがこんな馬鹿げたことをしたなんて、信じられません」

    「嘘の募金活動」については、すでに同サイトに報告済みだとサフィアさんは語った。しかし、寄付金額は日々上がっていた。

    そんな状況をみかねたサフィアさんは、募金活動を本物だと思っている人々に向けて動画を作成し、注意を促した。

    IM ALIVE STOP DONATING TO THIS FRAUDULENT PERSON! YOU ARE ALL BEING SCAMMED

    「知らない人を助ける素敵な心を持った人たちが騙されるのをみるのは辛い」

    サフィアさんはそう語る。

    動画の再生回数は、15万回を上回った。

    インターネット上では、募金詐欺に対しての批判の声が集まった。

    People taking deets to sickening levels man. Be careful where you donate your money guys pls https://t.co/DATBY27wSO

    「世の中には、(人の善意を利用した詐欺など)病的なことを考える人もいる。お金をどこに寄付するのかには気をつけて」

    「はぁ。(人の善意を利用した詐欺を考える)悪い人もいるんだ」

    BuzzFeed NewsがGoFundMeに問い合わせたところ、「今回の募金で集まった寄付金は、まだ弊社で保持しています。募金を募った人へは渡っていません」との返答があった。

    「GoFundMe では、全ての募金活動の内容を事前に確認します。本人確認や募金理由の信憑性が確認出来るまでは、寄付金を保持する仕組みになっています」

    「今回の募金活動は詐欺だとの報告を受けたため、弊社で調査を行った結果、この募金活動は強制的に中止する運びとなりました。寄付金は全額返金されます」

    「GoFundMeは、唯一返金保証があるクラウドファウンディングサイトです。あらゆる寄贈者、主催者、受益者はこの保証で守られており、募金が正しい用途に使われないなど、稀な事態にも対応しています」

    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:オリファント・ジャズミン