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「鳩時計の鳩って、鳩じゃないんですよ」

リモート会議中に同僚がきりだした。
画面上に沈黙が流れるも、続けざまにこう話す。
「あれカッコウなんですよ、知ってました?」
え、この人はなにを言っているんだろう。会議中ですよ?
不穏な空気の中、参加者全員がソワソワしていた。
………あれ鳩じゃないの?
もはや意識は 会議 < 鳩 だ。
教えてくれよ鳩の話を。

聞けば2月13日の地震で壁掛け時計が落ちたので、無印良品で鳩時計を買ったという。価格は5490円。
少々高いが、白くてオシャレで一目惚れだったそうだ。
あまりの可愛さに鳩時計のルーツを探ったところ、鳩じゃない疑惑にたどり着いたらしい。
この鳥は何者か

とある行商が旅をしながら「鳥が顔を出して時報を知らせる時計」を売り歩いていた。
この時計は『クックークス・ウア』と呼ばれていて、カッコウ時計という意味だそうだ。
オリジナルがカッコウだったのだ。
ちなみに英語でも「Cuckoo Clock(カッコウ時計)」と呼ばれている。
なぜ鳩になった?
こちらの話は戦後の日本にさかのぼる。
輸入されたカッコウ時計を販売する際、カッコウから鳩に変更された。
カッコウは"閑古鳥がなく"ことを想起するから縁起が悪いとされ、平和の象徴である鳩に置きかえられた…
という説があるらしい。


鳴き声を聞いてみましょう

ちなみにこの無印良品の鳩時計は手作りの鞴(ふいご)を使用し、温かみのある鳴き声だそうです。
というわけで同僚の評価はこう。
可愛さ ★★★★★
便利さ ★★★★☆
コスパ ★★★★☆
この無印の鳩時計はAmazonでも買える。
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