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世界一強く可愛いクライマーを目指す19歳 失敗を繰り返し、誰も届かない高みへ

校舎の壁をよじ登るCMの女子高生を覚えていますか? クライミングの大場美和選手は、東京五輪で活躍が期待される19歳。その手で頂上をつかんだとき、思うこととは。

2020年の東京五輪では、新たに「スポーツクライミング」の競技が追加される。
リード・ボルダリング・スピードの複合種目で、いずれも壁を登るもの。街中に専用のジムが建っているのも目にするが、メジャーになったのはつい最近のことだ。

東京五輪での活躍が期待されているのが、大場美和選手(19)だ。2015年のアジアユース選手権では2種目で優勝するなど、国内外の大会で好成績をおさめている。

校舎の壁をよじ登る女子高生のCMに出演し、話題になった大場さん。この春に公開するクライミングを題材にした映画では、ヒロインも務める。

周囲が「クライミングって何?」の状態だった頃から今まで、彼女はどんな思いで“壁”を登ってきたのだろうか。

きっかけは、1枚の写真だった

「始めるまで、私自身もクライミングの存在を知りませんでした」と大場さんは話す。オリンピックの種目に選ばれることも全く予想していなかったという。

きっかけは、小学4年生の時に雑誌でたまたま見た写真だった。

「なんの雑誌か忘れてしまったのですが、チラッと見た写真がすごく格好良くて。金髪の女性の選手が傾斜の強い壁を登っていました。それを見て、私もやってみたいなと思ったんです」

自分で「こうしたい」と言うタイプではなかったが、母親に思ったことを告げてみた。

「おそらく初めて『やりたい』と言ったから、それはやらせてあげようって母は思ったのかも。その前にやっていた器械体操をやめていたこともあって、すんなり『じゃあやってみたら』と」

頂上で感じるのは、達成感よりも「寂しさ」

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クライミングの練習では、課題となっている“壁”のある場所に通う。長いときには1日6時間、練習することもある。

登っている途中に「落ちることも考える」。同じ壁で何度も失敗を重ねる。

「仕事だと失敗したら取り返しがつかないかもしれないですが、クライミングは失敗を繰り返していく競技です。一回の成功のために何回も失敗して、改善していって、登れるようになります」

「なので、挑戦して落ちてしまっても、落ちてしまった理由を考えて、ダメだった部分を変えていきます。いかに楽に登るかっていうのが究極だと思いますが、自分で解決できたことは大きな達成感になりますね」

中学生のとき、週末ごとに同じ岩に通い、2カ月かけて登ったこともある。何度も登り、試しているうちに愛着が湧いてくる。

そして登り終えたとき、感じるのは「寂しさ」だという。

「登った瞬間はそんなに『ワァ』ってならないです。この課題にもう登ることはないんだ、って思うと、ちょっと寂しい気持ちになるんですよね」

身体の大きさもみんな違う。自分に合った動きを選んで登っていく

クライミングが他のスポーツと異なるのは、競技だけではなく、外の壁を登る活動もある点だ。多くの人が同じ岩を登るが、それぞれ登り方は異なる。

「アップされている動画を見ても、絶対に全員が同じにはならないと思うんですよね。やっぱり身長も違うし、得意不得意があるので。その場その場で自分にあった動きを選んで登っていくのがすごく面白いところ」

力を使って大きく動く課題は、登る前から「これ右、右、左」などとわかりやすいが、見た目ではどうやって登るかがわからないような課題では、テクニックが必要とされる。

大場さんは、傾斜の緩い壁でテクニックを使うのが得意。逆に力を使うような課題は苦手だという。

「力強い登りの人がいたり、繊細な登りの人がいたりします。私は昔から自然とキレイに登っていて、褒めてくれる人もいます。キレイな登りはかっこいいなと思います」

「中学生の頃は、この手を恥ずかしいなと思ったりしたけど」

朗らかに話す大場さんだが、その手元の傷は日々の練習の厳しさを感じさせた。

「指はやっぱり太くなりますよね。豆とかもできます」

豆が硬くなって浮き出てくると引っかかって大きくめくれてしまうので、ヤスリで削ってケアをする。

「中学生の頃とかはこの手が恥ずかしいなと思ったりしていたんですけど、最近はもう全然気にしなくて、これが美しいんだって思えるようになりました」

いま思うのは東京五輪。大場さんが目指す姿は

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「やっぱり女性なので美しくありたいって思います。見た目もそうですけど、競技で登っている姿が美しいとか」

大場さんはクライミング日本代表に選出されている。「今は五輪に向けてがんばりたい」と強く意気込む一方で、こんな風に話してくれた。

「スポーツだけできればいいのかもしれないですけど、女の子としての楽しみもしたいなって思うから、そこも自分のプラスの要素にできるといいかな」

「クライミングでは力の面で男性にかなわないと思うんですけど、女性だからできることもあって。自分の得意なこととかできることを見つけられた自信にもなるし、すごく幸せなことだなって思います」


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【New】太い指、豆だらけの手は「愛しく、美しい」 19歳の女性アスリートは“壁”を登り続ける。 https://t.co/khJD3brspJ #BFJ_women #国際女性デー ※この投稿をRTすると、1RT10円に換算し… https://t.co/JymNlhPNlj

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