Updated on 2019年2月20日. Posted on 2016年8月27日

    本当に実話? 出版から10年たった今、著者に聞く『恋空』の真相

    ケータイ小説『恋空』の出版から10年目。女子高生の間で大ブームとなりましたが「どこまでが実話なの?」「フィクションでは?」などの意見も多くありました。どこまでが事実なのか、著者の「美嘉」さん本人に話を聞きました。当時の心境、「ヒロ」への思い、その後の人生について話していただきました。

    一大ブームを巻き起こしたケータイ小説『恋空』が出版されたのは、今からちょうど10年前。

    著者である美嘉さんは現在も執筆活動を続けており、25日には新刊が発売されました。10周年を記念した新企画もスタートします。

    中高生から絶大な支持を得た『恋空』。しかし、「本当に実話なのか?」 などと物議をかもしたのも事実です。

    10年たった今、著者に聞く。『恋空』の真相

    東宝 / Via amazon.co.jp

    ーー「フィクションなのでは?」との意見もありました。真相はどうなのでしょうか?

    それについて私はハッキリと回答したことはありません。

    信じてくれるならそれはありがたいことだし、信じてもらえなくてもそれは仕方のないことだと思っていたからです。

    嫌な言い方になってしまうかもしれませんが、真実かそうでないかを追求されることより、当時の私には大切な日々を書き終え一冊の書籍として手元に残せたということのほうがずっと重要なことだったというのが本音です。

    ーー当時の経験を振り返って、いまどう思いますか。

    当時は苦しいことばかりで、自分に立ち直れる日が来るのか、前に進める日は本当に来るのか......想像もできませんでした。

    いま振り返って思うことは、あの日々や時間があったからこそ今の私がいるということです。

    悲しかったことも辛かったことも、嬉しかったことも幸せだったことも、全ての経験が今の私を作り、強くしてくれたのだと信じています。

    「携帯の中に残しておきたい」と思い書き始めたものが、ケータイ小説と呼ばれるようになったというのが本当のところです。

    賛否もあった衝撃作。「外に出るのが怖くなった」

    Yoshikazu Tsuno / AFP / Getty Images

    ーー出版から10年。当時はどんな反響がありましたか?

    良いことから悪いことまで、思い返せば本当に様々な反響がありました。

    批判や中傷も多くそのたびに傷つき、外に出るのが怖くなったことや人を信じられなくなりそうになったこともありました。

    失ったもの、泣いた時間は思い出せばキリがないけど、それ以上に得たもののほうがずっと多かったと今は胸を張って言えます。

    「頑張れ」と応援し「負けるな」と背中を押してくれ、支えてくれた読者さんを始め、家族や友人の大切さを改めて感じることができました。

    中高生のあいだで大ブームに。しかし「刺激が強すぎる」の声も

    Yoshikazu Tsuno / AFP / Getty Images

    ーー高校生が“妊娠”や“中絶”などを経験するストーリーに、親世代からは批判もありました。それについては?

    そうですね。当時は全く考えていませんでしたが、今になって思えば刺激的だったかもしれません。

    人それぞれの考え方があるのでそういう意見があるのは仕方ないことだと思います。

    ただ私自身、自分の過ごしてきた時間を恥じてはいないし、全てを否定するのではなく、こういう経験をした人もいるということをわかってもらえたら嬉しいです。

    美嘉さん自身の物語。その後の人生はどう続いたのか

    スターツ出版 / Via amazon.co.jp

    ーーヒロさんとの出来事の後、どんな人生を送られたのですか。

    たくさんの方に支えられながら過ごしてきました。

    読者さんに背中を押してもらい、家族や友人の手を借りながら進んできました。今もそうです。

    お仕事関係の方にも恵まれ、恋空を書いた後も作品を書く機会をもらい、書籍として形にもしていただきました。

    最近は読者さんから届くお悩みのメールや手紙をもとに、その答えに近づけるような作品を書くことで少しでも読者さんや支えてくれたたくさんの方へ恩返ししていきたいと思っています。

    最後に......私は今、幸せです。ヒロと過ごした時間と比べることはできないけど、大切な人たちに囲まれ、今とても、幸せです。

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