「夢はニートのYouTuber」小学6年生、はじめて動画をつくる
目がキラッキラ。
「将来の夢がYouTuber」という小学生が増えていると小耳にはさみました。
YouTuberといえば

HIKAKINとはじめしゃちょーがすごく儲けているらしいという薄くてゲスい知識しか大人にはありません。
本当に小学生はYouTuberが好きなの? ということで
小学生向け動画制作ワークショップ「夏休みの特別授業」にやってきました。

HIKAKINやはじめしゃちょーが所属する事務所、UUUMが主催です。小学生がいっぱい!
その中でも、ひときわ目を輝かせていたのは

佐瀬敬史くん(小6)。家ではほとんどテレビを見ず、ひたすらYouTubeを見ているそう。

さっそく、ワークショップの講師であるYouTuberのよっちさんが「夢はなに?」と佐瀬くんに聞きました。すると
「ニートのYouTuberです!!!」

即答! そもそもYouTuberってニートなのか!?
とはいえ動画制作は初体験の佐瀬くん。緊張しているようです。

講師のお二人がさっそく台本を見せながら説明。おもちゃを紹介する! という動画を撮影していきます。
「台本があるんだ」とさっそく学びを得る小学生チーム。
そして撮影開始。

自己紹介をするも、恥ずかしげな小学生たちに

よっちさんから「こういう出方もあるよ」とアドバイスが。
「あーよく見る!!!」「そうか、こうやって撮ってたんだ」と感銘をうける佐瀬くんたち。

「よく見る自撮りみたいな取り方は?」「こうやって撮ってるんだよ」と指導中の図。
佐瀬くんは「こんなカメラで撮ってたんだ」「こうやって撮ればあの映像になるんだ」などスポンジのように吸収していきます。目がキラキラです。
そして、撮りためた動画の編集へ。

さっきまでテンション高めだったよっちさんが、編集モードに入ると突然プロの顔に。
それを見た佐瀬くんは

「30分ぐらい撮ったのにどう短くするんだろう」と興味深々です。編集ツールもはじめて見たそう。
「芸能人は出演しかしないけど、YouTuberは撮影して編集までやるんだよ」とよっちさんが説明。
「ほんとだ! 福山雅治が編集するところみたことない!」と辛辣な感激をする佐瀬くん。YouTuberは細かい作業のスキルも必要なんですね。
動画完成! チームごとの発表がはじまりました。

グループに分かれて撮影した動画は、社員さんたちが40分ほどで動画に仕上げました。みんなの前で上映会が行われます。
緊張でどうにかなりそうな佐瀬くん。

はじめて自分が出演する、憧れのYouTube動画です。
上映前の見どころ紹介で緊張がピークに。

大丈夫か、ちゃんとできてるかな…。不安になってきた…。
さあ、上映がはじまりました。


こちらはできた動画のキャプチャ。しっかりテロップまで入っています。

食い入るように見つめる佐瀬くん。

盛り上がった部分に差し掛かると……!

「わーー!!!」と大喜び。完全に今日一番の笑顔がでました。

あまりの喜びように撮影写真もブレまくります。憧れのYouTuberデビューです。

一緒に作った長岡紗良ちゃん、講師のりっちゃんさんも満面の笑みです。
実際にやってみてどうでしたか?

「本当に楽しかったです。自分の声が思ってたより違うとか、編集をあんな風にやってるんだとか、勉強になりました」
ーーやり方がわかったけど、実際にYouTuberになりたいと思った?
「思いました!」
ーーじゃあ今日からお家で作ってみる?
「あ、僕が、自分で…」
「お母さん、今日から動画作りはじめてもいい?」

お母さん「……やってみたら!」
佐瀬くん「わっ」
佐瀬くん「やったーーーー!!!!」

と、一人の少年が夢に向かって一歩踏み出したシーンに立ち会えたのでした。おいドラマかよ……。
ゲストとして登壇したHIKAKINさんは「意外と大きな声を出さなきゃいけないとか、細かい編集作業とか、人によって違いがでることもわかったと思います。だから、みんなはもう見ているだけの人とは全然違うところにこれました」とコメントしました。

最後に憧れのHIKAKINさんからもサインをもらい、大喜びの佐瀬くんでした。夢が叶いますように!!