大事な人形を「ぬいぐるみ病院」にあずけたら泣けた話
最高〜!
私ごとで恐縮ですが、約9年大事にしているぬいぐるみがあります。

▲ひつじの青子さんです
それなりに汚いことは理解しているのですが、上京したての頃から9年間いっしょにいる青子さん。
捨てるなんて絶対できません。買い替えも考えられない……!
ということで病院にあずけてみることにしました。

くたびれたり、破れてしまったぬいぐるみ達を治してくれる「ぬいぐるみ病院」です。

ただのお直しではなく「ぬいぐるみを患者として病院に迎えいれる」というコンセプトで運営されています。院長からお医者さんまでぬいぐるみという徹底ぶり!
病院に連絡すると、さっそく問診票が送られてきました。

▲ 名前の記入はもちろん、出会いや思い出、綿入れのレベルまで細かく記入していきます。

▲ 記入したら、青子と一緒にダンボールに入れて、病院に送付! うう本当に大丈夫なのでしょうか…。心配になってきました。
〜数日後〜

家族専用のページに、担当ナースのこけこっこさんから連絡が入りました。無事到着したようです。
添付写真を見てみると……。
うちの子が、かわいいお友達に迎えられて

お医者さんに診てもらって

みんなと一緒に

大切にされながら入院している……

あああああああありがとうございますううう

想像を超える手厚い歓迎にマジで涙が出ました。すごい。ぬいぐるみ病院ヤバい。というか写真の撮り方もすごい。
家族のLINEも「青子wwwよかったねwww」と今年一番の盛り上がりを記録しています。感動が止まりません。
その後も「エステが終わりました」という連絡や

綿!入れ替えるんだね!頑張って!(付き添いの子もかわいい)
ナースのこけこっこさんから進捗のお知らせがきたり

ふわふわ!スペシャル!手術!よろしくお願いします!
「退院されて、患者さんと交流しています」という画像が届いたり

この連絡でも泣きました。友達いっぱいできたんだね!!よかったね!!涙
そして…ついに……。
「お箱バス」で青子さんが帰って来ました。

帰りまで満点かよ…。では開けていきますね。

青子〜ようやく会えるね〜

はっいる…いるぞ…

おっわふわふ…フワフ…

ふわふわーーー!!!!!
あまりに嬉しかったので「ありがとうございました」と電話をしたところ
「青子さんとの思い出を読んで、スタッフ一同絶対ふわふわに綺麗にしなきゃ! と手術させていただきました。青子さん、オペ中もがんばってくれましたよ」とのお言葉が。
泣いた…最高…本当に預けてよかった…と最後まで感動しっぱなしでした。
どうしてここまで徹底するの?

愛情たっぷりで運営されているぬいぐるみ病院。運営している株式会社こころ代表、堀口こみちさんはこういいます。
「依頼されるお客様はぬいぐるみを『我が子』のように思っている方がほとんどです。30年、40年一緒に暮らしていたり、子供ができなかった夫婦がぬいぐるみを家族として迎え入れることもあります」

「ぬいぐるみは家族だから、私たちも丁寧に診療するんです」
実際に預けてみて、その熱意をひしひしと感じました。
患者数も増えているそうで、現在は3000の申し込みがあるとのこと。本当に素敵な病院だったので、大事な家族がいる方はぜひサイトをのぞいて見てください。とっても元気がでる体験でした。
(おまけ)

箱には診察券とお薬(中はアメ)も入っていました…。かわあいいいいいいいいい