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基板にケーブル……奇抜な柄の着物が話題 なぜ作る?

いにしえと技術の融合

基板柄の帯に着物……。一風変わった柄をあつかう大阪の呉服店「ゴフクヤサンドットコム(居内商店)」のTwitter投稿が人気です。

基板の柄小紋 色替えしてみました。セオα浴衣、あわせ着物でご予約受付中。色違い、おび、小物も出す予定です。 https://t.co/fXOfNo3e2F #kimono

ついでに作ってみたフラットケーブル柄。グレーのほうがそれっぽかった? https://t.co/htqLhEIdjv

基板やケーブルなどだけではなく、猫やクジラなど、着物では見たこともないような柄が次々と並びます。どうしてこんな柄が作れるのか? なぜ作るのか? ゴフクヤサンドットコム(居内商店)の居内久勝さんに話を聞きました。


——凄い種類の柄がありますね。

Twitterに載せているものは、すべて実物というわけではありません。実は「はめ込み」画像もあります。染める前のイメージを掲載していて、基板柄もそうです。

——えっじゃあ買えないのですか?

いえ、購入できます。イメージ画像でまずは作って、発注があり次第制作しているんです。まずは着物に興味がない人に「この柄なら着てみたい」「こんな柄もできるんだ」と驚いてもらう。知るきっかけになれればと思い、いろいろ投稿しています。値段も2〜3万円が主です。もちろん、仕上がりはイメージ画像とほとんど差はありません。

——どうしていろんな柄の着物が作れるんでしょうか?

7〜8年前にデジタルプリントを採用しました。デジタルは画像のまま反映できるんです。とはいっても、一般の洋服と同じような染色ではありません。従来からある着物の捺染技術を再現できる専用プリンターを使って、専門の工場(デジナ)で蒸し、水洗い、仕上げ加工まで行います。

——ゴフクヤサンドットコムのことを教えてください。

昭和40年に両親が創業した呉服屋で、私は2代目になります。大阪市船場に店があり、ネット販売も行っています。


——職人よりデジタルの方が技術が高いのでしょうか?

決してそういうことではありません。やっぱり昔ながらの風合いは出せないこともあります。でも逆に、デジタルは画像をプリントできたり、コストを抑えられるなど、着物との相性はいいはず。昔ながらの製法とは棲み分けで、デジタル着物の可能性も追求したいと考えています。

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