4月21日、テレビ東京「なないろ日和!」にジャパネットたかたの元社長、高田明さんが出演し、対象商品5つの本日分の売り上げ総額を熊本地震の被災地に義援金として寄付すると発表した。

特別番組は、高田さんをはじめとするMC7人が並び、被災地への思いを語るところから始まった。「いま、被災地に対して何かしたいと考えている視聴者の方と一緒に支援したい」とし、売り上げを義援金として寄付することに決めた。
高田さんは、今年1月にテレビ出演から引退したが、「現社長や若手から、熊本に対して何かしたい、求心力がある高田さんに出てもらいたい」という打診を受け、出演に至ったという。
紹介した商品は、パナソニックの充電式乾電池「エネループ」や「ラジオボイスレコーダー」といった防災グッズ。ジャパネットならではの特別価格で提示し、商品紹介も、いつものような"ジャパネット調"で細かく各防災グッズの良さを説明した。
4月21日の24時までの売り上げを、義援金として送る見込みだ。
高田明さんの被災地へのメッセージ(抜粋)
みなさん、おはようございます。私、高田ですけれども、スタジオからの出演はやめたわけなんですけれども、私がこの場所に立たせていただいておりますのは、みなさんご存知のように、九州を襲いました熊本県を中心とした大地震。たくさんの方々が被災にあわれています。
まず最初に、お亡くなりになった皆さんがいらっしゃいまして、心よりお悔やみを申し上げます。そしてもう、何万人という人が避難なさっていてですね、お見舞いを申し上げます。
思い起こしましたら21年前ですけれども、阪神・淡路大震災。私も知り合いの方がたくさんいまして、朝の11時ごろまで安否情報がとれないとか、いろんなもので心を痛めてまいりました。
そして、5年過ぎました東日本大震災、3月11日。東京の方も大変な被害がありましたよね。
私たち九州の人間として、今回は熊本・大分を中心とした地震、本当に心を痛めてまして、いま関東を中心に皆さんに見ていただいておりますけれども。
ジャパネットはテレビショッピングの世界でみなさんにお世話になっておりますけれども、ここまで育てていただいた皆さんに一つお願いがございます。
今日の番組を特別な番組としまして"熊本地震・被災地応援プロジェクト"を立ち上げたいということを聞きまして、なんとか(若手から)出てもらえないかということで、私もぜひやるべきという思いでこの場所に立たせていただいております。
今日は4商品を取り上げますけれども、その売上金の合計金額を全て、被災地の方に義援金として送らせて頂きたい、という風に思います。


ジャパネット高田のウェブサイトからも購入できる。
備蓄食・毛布はすでに送っていた。今後も継続的に支援。
ジャパネットたかた広報室に、BuzzFeedが現状の売り上げについて取材したところ「具体的な売り上げ額は現状言えないが、金額が分かり次第ウェブサイトで発表する」とコメントした。
また、本社のある長崎県佐世保でも揺れを感じたといい「九州に育ててもらった企業だと思っている。すでに、備蓄食や毛布は被災地に送った。何かしら継続的に支援していきたいと思っている」と今後の予定を語った。