世の中が恋人とバレンタインデーを祝う中、開催された「行方不明になった愛する人の日」

    スリランカでは内戦終了から何年たっても、行方不明者の消息に関する情報を待っている家族が無数に存在する。

    2月14日、世界中の人々がバレンタインデーを祝う中。 スリランカでは、ある女性のグループが、何年も行方不明になっている家族や愛する人を思い、集っていた。

    Ishara S. Kodikara / AFP=時事

    多数派のシンハラ人とタミル人分離派との間で、スリランカ北部および東部で繰り広げられた内戦は、2009年の停戦以降、正式に終戦となっている。しかし、和解のプロセスは遅々として進まない。

    Ishara S. Kodikara / AFP=時事

    同国政府とタミル・イーラム解放のトラとの紛争中の死者は、8万人から10万人と想定されている。

    近頃、アムネスティ・インターナショナルは、6万人から10万人がスリランカ政府による強制失踪政策の犠牲者となった可能性が高いことを示唆した。

    (強制失踪:国にとって不都合な人を連行し、投獄や殺害すること。その事実を隠すことで、周囲からは行方不明になったように見える)

    「行方不明になった愛する人の日」のイベントは、首都のコロンボにあるダッチ病院で行われた。失踪という事実に、世界の注目が留まるようにという願いが込められている。

    Ishara S. Kodikara / AFP=時事

    2016年にスリランカは、行方不明者に関する事務所を開設し、失踪の調査を行うことを発表したが、その進捗は遅いものとなっている。

    マイトリーパーラ・シリセーナ大統領の就任は、前任の内戦中の指導者からの変化ということで歓迎された。だが、ここ数か月は遅々として進まないペースのために、非難の的となっている。

    今月上旬、シリセーナ大統領はタミル人コミュニティーに対して、行方不明者が捕らえられていた場所に、秘密の拷問または監禁キャンプが存在しないことを断言しつつ、彼ら行方不明者のことを「心配している」と伝えた

    このイベントは、「Families of the Disappeared」(行方不明者の家族)という現地NGO団体によって企画された。同団体はそのイベントを「愛の物語と愛の歌、そして希望の夕暮れ」と説明した。

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    BuzzFeed Newsは、Families of the Disappearedに、この集いに関するコメントや詳細を求めている。

    団体のFacebookページによると、歌手のAjith KumarasiriとJayathilaka Bandaraがイベントで演奏を行い、人類学者のKimaya De Silvaも参加したという。

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    「私たちとともに、行方不明になった愛する人を待つために、今晩ダッチ病院にお集まりくださった皆さまに、心から厚く御礼申し上げます」と、同団体はイベント後にFacebookに掲載した。

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    「皆さまの参加は、行方不明になった愛する人を待つすべての母親、妻、姉妹、兄弟、子供にとって、何ものにも代えがたいものとなりました」

    この記事は英語から翻訳されました。