渡辺さんが司会を務めた『スーパーマリオクラブ』
タレントの渡辺徹さんが亡くなったとの報道を受け、Twitter上では渡辺さんが司会を務めた人気番組『スーパーマリオクラブ』(テレビ東京系)を懐かしむ声が多くあがっています。
当時番組を一社提供していた任天堂も、「10年以上にわたる当社提供番組の司会者として、ゲームの魅力を持ち前のユーモアを交えてお伝えいただきました」「心よりお悔やみ申し上げます」とのコメントを寄せました。

10年以上にわたり司会
『スーパーマリオクラブ』は、1990年から1993年にかけテレビ東京系列で放送された、任天堂提供によるテレビゲーム番組。ゲームを題材としたさまざまなコーナーに、全国から集められた小中学生たちが挑むという内容でした。
渡辺さんは『スーパーマリオクラブ』から、後番組の『スーパーマリオスタジアム』(1993年~1996年)、『64マリオスタジアム』(1996年~2000年)、『マリオスクール』(2000年~2001年)まで10年以上にわたって司会を担当。子どもたちともにこやかに接し、番組を盛り上げた渡辺さんの名司会ぶりも魅力の一つでした。
ネット上では渡辺さんの訃報を受け、「スーパーマリオクラブの名司会、大好きでした」「僕の中では『スーパーマリオクラブ』のおじさん。悲しいなぁ・・・」「小学生の時にこれらの番組に触れた世代なのでとてもショック」など、『スーパーマリオクラブ』の思い出と合わせて渡辺さんをしのぶ声が多数。
当時はゲームを扱った番組自体が貴重で、毎週の放送を楽しみにしていた子どもたちは少なくありませんでした。俳優・タレントとして幅広く活躍した渡辺さんですが、特にスーパーファミコンからNINTEND 64あたりにかけてのゲーム好き世代にとっては、「渡辺さん=スーパーマリオクラブの人」というイメージが強かったことがうかがえます。

任天堂「私たちも含めて大切な思い出」
当時番組を一社提供していた任天堂にも問い合わせたところ、以下のコメントが得られました。
《渡辺徹様には、10年以上にわたる当社提供番組の司会者として、ゲームの魅力を持ち前のユーモアを交えてお伝えいただきました》
《視聴者の皆様に広げていただいた笑顔は、私たちも含めて大切な思い出になっています》
《感謝を申し上げますとともに、心よりお悔やみ申し上げます》(任天堂)
渡辺さんは11月28日、敗血症のため都内の病院で死去。まだ61歳という若さでした。