あるバンドが消費税アップの影響で「歌詞変更」。そのワケは…

    歌詞を見比べると消費税の変化がわかる社会派バンド(?)

    3ピースバンド「ヤバいTシャツ屋さん」が10月1日の消費増税を機に、ある曲の歌詞を変更することになりました。それは…。

    【歌詞変更のお知らせ】 喜志駅周辺なんもない - ヤバイTシャツ屋さん (※2019年10月1日からの増税に伴い、二度目の一部歌詞の変更を行います。) 2014年3月まで:天王寺まで390円はイタい 2019年9月まで:天王寺まで400円はイタい 2019年10月から:天王寺まで410円はイタい https://t.co/EuFYjNxkxl

    歌詞変更が発表された楽曲は「喜志駅周辺なんもない」

    その名の通り、彼らの出身大学である大阪芸術大学の最寄り駅、近鉄長野線 喜志駅(大阪府富田林市)の「何もなさ」について連呼する曲です。

    繁華街・天王寺に住みたいけど家賃が高い、喜志駅から行くと交通費もかかってそれもイタい…と嘆く内容。

    電車運賃が増税で変更になったことで、交通費の箇所が「400円→410円」とさらに「イタい」感じに変わっております。芸が細かい。10円も積もり積もっていったら大打撃だよね。

    実は2014年の5%→8%への消費税増税時にも歌詞が変更されており、今回が5年ぶり2度目の改訂です。歌詞で消費税の変化がわかる社会派バンド……。

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    2016年のライブ映像は「400円」で歌われております

    ファンからは「増税のあおりを受けるタイプのバンド」「時代に合わせるスタイル好きです」「勉強になるなぁ〜」などの声が寄せられています。

    @yabaT_official 歌詞に増税の煽りを受けるタイプのバンド

    @yabaT_official 時代に合わせるスタイル好きです

    @yabaT_official 増税の歴史がわかる歌詞を採用している政治・経済に強いタイプのバンド。 勉強になるなぁ~

    ヤバTの「喜志駅周辺なんもない」の歌詞が改訂されたと話題ですが、実際には寂れたファミマ、第一会館というパチ屋、サンプラザというスーパー(駐車場なし)、金剛バスというローカルバスがあります。

    ちなみに、この曲で結果的に近鉄線や喜志駅の知名度アップに貢献したからか(?)、2019年夏、近鉄グループが運営する「志摩スペイン村」のテーマソング「きっとパルケエスパーニャ」をヤバTがカバーしております。優しい関係!

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    エスパーニャ〜エスパーニャ〜〜