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サカナクション山口一郎、チケット高額転売に怒り「ファンが一番の被害者、ミュージシャンとして許せない」

チケット高額転売は、今後「違法」になりえるか?

サカナクションの山口一郎さんが4月21日、ライブ・エンタテインメント議員連盟の会合に出席し、チケット高額転売問題に関する現状を訴えた。

石破茂会長は「関係官庁と協議し、なるべく早期に解決できるように務めたい」と法整備を視野に入れて取り組む姿勢を見せた。

音楽業界の収益源がCDからライブエンタテインメントに移る中、通常数千円程度のライブチケットが、転売サイトで数万円〜数十万円の高額で売買される「高額転売」問題。現状の法律では明確に「違法」ではなく、各人のモラルに頼るしかないのが現状だ。

例えば、ある転売サイトでは、サカナクションのライブチケットは、定価の数倍の価格で累計1万6000件も取引されている。この現状を踏まえ、山口さんは怒りを露わにする。

「作り手は会場のキャパシティや演出など、細かいことを考えて値段を設定しているにも関わらず、額面の10倍、20倍の値段で、音楽や文化に関わらない人が利益を得ている。一番大事なファンのみなさんが一番被害を受けていることが、ミュージシャンとして許せない」

「健全な音楽ファンが健全に文化に触れる、そんな状況を取り戻したい。みなさんのお力添えでファンのみなさんを救ってほしい」

現状報告と合わせて、業界団体のひとつであるコンサートプロモーターズ協会は、6月に公式チケットリセールサイト「チケトレ」をオープンすると発表した。

手持ちのチケットを転売サイトを介さず、ファン同士で譲りあえるようにし、価格の健全化を図る。音楽ライブに限らず、演劇、お笑いライブなどの興行チケットも扱う予定という。

ネット上でも大きな話題を呼んだが「風邪を引いてしまった」「急に仕事が入った」など万が一の理由で参加が難しくなった時に取れる策がほしい――という要望を多数受けて今回の新サイトのオープンに至った。

コンサートプロモーターズ協会の石川篤総務委員は、「日本だけでなく、欧米でもこの問題は政治課題のひとつ。我々でできる対策はとっていく一方で、法整備や、違法販売のマーケットを潰すことも並行して考えていきたい」と述べた。

「なるべく早いうちに」法整備も視野

現状を聞いた石破茂会長は「チケットを購入する人にも、アーティストや制作側にも利益がないのは、ある意味で公序良俗に違反しているとしか言いようがない」としつつ、「特にネット上でのダフ屋行為は、既存の法律では対応できないのも事実」と話す。

「既存の法では照らせないものに対し、法律的に何ができるか突き詰めていく必要がある。関係官庁とも詰めて、なるべく早いうちに実現できれば」と、法整備を視野に入れ、解決に取り組みたい姿勢を見せた。

Haruna Yamazakiに連絡する メールアドレス:haruna.yamazaki@buzzfeed.com.

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