「信じたくないです。あんなに強い人が…」大杉漣の芸名の由来、高田漣も死を悼む

    大杉漣さんの息子、写真家・大杉隼平さんも心境を明かした。

    大杉漣さんが急性心不全で死去した。66歳だった。

    名俳優の突然の訃報に、ファンのみならず芸能界も動揺。早すぎる死を悼んだ。

    「信じたくないです。あんなに強い人が…」

    大杉さんの本名は「大杉孝(たかし)」。芸名「大杉漣」は、大ファンだったフォークシンガー・高田渡さんの息子「高田漣」から取ったものだ。

    現在は、スティール・ギターをはじめとする弦楽器奏者として活躍している高田漣さん。訃報を受け、大杉さんとの思い出をツイートした。

    信じたくないです。あんなに強い人が… https://t.co/TTE13wCmok

    「息子さんの名前を芸名に下さい」と父・渡さんに直談判しに来たという若き日の大杉さん。

    2005年に、渡さんが56歳で亡くなった後も大杉さんとは交流があったそうだ。

    「いつも優しい大先輩でした」「時折頂く何気ないメールがもうこないのかと思うと悲しくてやりきれない」と心情を明かしている。

    若き日の頃の大杉さんは父・高田渡の所にやって来て息子さんの名前を芸名に下さいと直談判に来たという。時は過ぎ父と僕は大杉さんと共演したり父が亡くなった後もご一緒したり楽屋に差入れを頂いたりいつも優しい大先輩でした。時折頂く何気ないメールがもうこないのかと思うと悲しくてやりきれない。

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    2014年5月、高田漣さんと大杉漣さんのトークショー。「漣くんのことは渡さんにおんぶされていた頃から知っている」と話している

    大杉漣さんの息子、写真家・大杉隼平さんも22日朝にTwitterを更新。

    父。大杉漣が他界しました。あまりに突然の事でまだ信じられません。最後に立ち会うこともできず、ありがとうございます。を伝えることもできませんでした。病院に連れていって下さった松重さん。遠藤さん、田口さん、光石さん、本当に親父は皆さんの事が大好きでした。ありがとうございます。

    「病院に連れていって下さった松重さん。遠藤さん、田口さん、光石さん、本当に親父は皆さんの事が大好きでした」と、付き添った「バイプレイヤーズ」共演者たちに感謝を述べている。