7月14日公開の映画「銀魂」。漫画から飛び出してきたかのような、再現度が高すぎるキャストたちの名演に期待が高まります。
BuzzFeed Newsは、神楽役の橋本環奈さんにインタビュー! 神楽のペットであり犬のような巨大宇宙生物・定春にちなんで、“ミニ定春”と一緒にお話してもらいました。
坂田銀時役の小栗旬さん、志村新八役の菅田将暉さんの印象、福田雄一監督からのアドバイスなど、「銀魂」撮影現場の裏話をたっぷりおうかがいしましたよ♡
動画バージョンもこのページの最後に
“神楽”だからこそ、あんなことやこんなこと…
――監督からかけられた言葉で印象的なものはありますか?
撮影前にアニメを見るように言われたのは、多分、神楽だけだと思います。アニメ版の神楽の釘宮理恵さんの声を聞いて、イメージをふくらませて、独特のイントネーションを学びました。
――特にお気に入りのシーンは?
今回初挑戦だったアクションです。ワイヤーで吊られて動くのは難しくて苦労したのですが、完成したものを観てお気に入りのシーンになりました。
あとは「鼻ほじ」「ゲロ吐き」もかな? 福田監督の顔をまねすることが多かったです(笑)。楽しんでやっていました。
自分が出ていないシーンでも、素晴らしいキャストのみなさんがそろっているので見どころがたくさんあります! 実は、銀さん、ぱっつぁん、神楽が3人そろった「万事屋」のシーンは意外と少ないんですよね。
――オレンジの髪、青い目のビジュアルは神楽そのもの! でしたが、演じる上で気をつけたことはありますか?
とにかく「監督が言ってくださることがすべて」と思っていました。監督が「銀魂」自体を愛してらっしゃるので!
演技の部分で言うと、とにかくコメディの部分は突き抜けてやりきる。その上で、アクションシーンもかっこよくないと成り立たないんですよね。
かっこいい部分があるからこそ、笑いが生まれる。どちらも全力でやることは心がけていました。
――神楽の大好物は「酢昆布」ですが、橋本さんの毎日でも食べたいものは?
私も酢昆布好きなんですよ。「銀魂展」で売っていた、神楽がパッケージになってるものも買いました。
「役に入り込むタイプなんです」
――3月に「日本アカデミー賞 新人俳優賞」を受賞されました。演技の面白さ、やりがいを感じる部分を教えてください。
新たな自分を知れること。楽しいことばかりではなく、大変なことももちろんありますが。ひとつひとつの役で新しい発見も多いし、いろいろなことを気付かせてくれます。
今回も「こんな表情したことない!」という顔をしたり、本格的なアクションに初めて挑戦したり。アクションにしてもコメディにしても、とにかく振り切ることが大事だなとすごく思いました。神楽も、監督が求める笑いに応えながら「ここまで振り切っていいんだ!」って。
――役作りで工夫していることは?
撮影中は、周りの人に役名で呼んでもらうようにしています。「銀魂」の時はマネージャーさんにも「神楽」って呼んでもらっていました。
私、結構役に入り込むタイプなので……。その役として撮影期間の何カ月間を生きていくようなイメージです。
――万事屋のみなさんとはどう呼び合っていたんでしょうか。
いろいろですね、「銀さん」「ぱっつぁん」だったり、「小栗さん」「菅田さん」だったり。
1回、小栗さんのことを「旬」って呼び捨てで呼んでみよう、って時があって……呼べるわけないじゃないですか!(笑)そんな冗談を交わせるくらい雰囲気がいい現場でした。
監督って、普通キャストとは別に、モニターを見ながらブースで作業していることが多いですが、福田監督は休憩中に私たちのところにおしゃべりしに来るんです。逆に、こっちからちょっかいかけに行くことも。
みんなでごはんに行くことも多かったですし、一緒に遊んでいる、楽しんで作り上げている感覚でしたね。
小栗旬さん、菅田将暉さんはどんな人?
――坂田銀時役、小栗旬さんはどんな人?
細かく情熱的! アクションシーンがすごく多くて、ハードな撮影が何日も続いて絶対大変なはずなのに弱音も吐かず、いつも背筋がスッとしててどんな動きをしてもかっこいいんですよ。……とにかくかっこいい!
それだけじゃなくて笑いのシーンもめちゃくちゃ面白くて。こんなに全力でやってくださるんだ! と思いました。
「テレビで見ていた、あのスターの小栗旬さんが隣に……」と最初は緊張していたんですが、気さくな人。
小栗さんがずっと笑顔でやわらかくいてくださるので、にぎやかで楽しい現場でした。監督ともいいコンビで、だから周りもついていきやすいんだなぁと思いました。
――志村新八役、菅田将暉さんはどんな人?
なんかもう……「ぱっつぁん」だな、って思うんですよ。
あれだけいろんな作品に出ていて、全然キャラの違う役をやってるのに、現場で新八の格好をして新八のメガネをかけると、菅田さんってわからないくらい「ぱっつぁん」なんですよねぇ。そこまで染まる能力がすごい、です。
ツッコミがすごく鋭くて……(笑)。休憩中も面白いんですよ〜。
――福田雄一監督はどんな人?
本当に楽しい方! あれだけ笑顔で「オッケー!」って言ってくださるとやってる側としてはすごくうれしいし、やりやすいです。指示も細かく、笑いのポイントも丁寧に伝えてくださるのでありがたかったです。
「福田組」にご一緒するのは初めてだったんですけど、そんな気がしないくらい、とても楽しい現場でした。