もしビートルズがマライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」をカバーしたら…?
そんな妄想を形にしたカバー曲が話題を呼んでいます。確かにこれはめっちゃビートルズ…!!
もしもビートルズが、マライア・キャリー『恋人たちのクリスマス』をカバーしたら
アーティストの中島雄士さんによるツイートは、5万8000以上のいいね、1万回近いリツイートを集め、Twitter上で500万回以上再生されています。
「ラストまで飛ばし飛ばし見ようかなと思ってたら、完成度の高さに驚いて全部見た」
「バックギター3連符で演ってるところ“マジでビートルズ好きな人”だ!」
「ジョージのうつむき加減とリンゴの頭、ベースがお部屋ごと左右反転してるのも正解」
など大反響を集めています。
ギター、ベース、ドラムの演奏、ボーカルにコーラスまですべて中島さんが担当!

ベースのパートは、左利きのポール・マッカトニーに合わせて映像を反転し、“なんちゃって左利き”になっているのもポイントです。
「ベースだけレフティー使うところビートルズファンの猛者かと思ったけど、 反転してて草生えた」「曲の半ばまで気づかんかった」など、このアイデアに感心する声も多く寄せられています。

BuzzFeed Newsは動画を制作した中島雄士さんにお話を聞きました🎄
クリスマスの2週間前に思いつき…
中島さんは1990年生まれ。作詞作曲や編曲のほか、複数のバンドでドラマーとしても活躍しています。
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最新曲『最低なドラマ』は90年代R&B風
幼い頃からビートルズが大好きだという中島さん。
小学4年生の頃にコント番組で聞いて「人生が変わるほどの衝撃」を受け、それからずっと一番大好きなバンドだそう。
「ベスト盤の『THE BEATLES 1』を最初に買ってもらって、そこから『A Hard Day's Night』のアルバムにハマり、そのあと何故か『アンソロジー3』を買った記憶があります」
この曲を制作したのは、実は4年前、2018年の12月半ば。
時期的にクリスマスが迫っていることに気付き、何かしらクリスマスソングをアップしようと考えました。
なので、最も大変だったのは、クリスマスに間に合わせること……。
「クリスマスの2週間くらい前に思いついた突発的な企画なので、間に合わせるのが一番大変でした」
「音源を作りながら制作過程の動画も作って、完成品もアップして……というスケジュールがキツかった記憶があります」
“ビートルズらしさ”の秘密は?
「確かにビートルズっぽい!」と思えるサウンドですが、音楽的に“ビートルズらしさ”を作り出すポイントはどこにあるのでしょう?
「わかりやすいのは、やっぱりコーラスワークだと思います。この曲は元々ビートルズ感が強いので、バンドで演奏するだけでビートルズっぽくなるだろうとは予想していました」
「独特なリズムのヨレ感などもポイントですが……あとは動画なので、視覚情報に引っ張られる部分が一番大きいとも思います」
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2021年にはMVも制作
「詳しい人は難癖つけたくなる絶妙なクオリティ」
2018年当時にも大きな反響があり、その後何度もバズっているこの曲。
今回の再投稿もまたもや話題になり、「やっぱりクリスマスはこの曲!」と定番化しているファンもいるほどです。
これだけ多くの人に響き続ける理由を、中島さん自身はこう分析しています。
「ビートルズを知らない人にも伝わるわかりやすさと、ビートルズに詳しい人がちょっと難癖つけたくなるくらいの絶妙なクオリティが、Twitterの空気感とシステムにハマったんだと思います」
「ここもうちょっとこうだったらな〜みたいなのが僕もあるんですけど、そういうのを引用リツイートとかでコメントしたくなるのが、拡散の一助になったのかなという印象です(笑)」
『恋人たちのクリスマス』 ▼配信リンク https://t.co/ZC0yz9X7VV ▼Music Video https://t.co/WslPVpJu6E 世界的に有名なあのバンドが、もしも『恋人たちのクリスマス』 をカバーしたら…?
「恋人たちのクリスマス」はApple MusicやSpotifyなど各種サブスクサービスでも配信中です。今年のクリスマスのBGMにぜひ〜🎄✨