11月5日、毎年恒例の「現代用語の基礎知識選 2020ユーキャン新語・流行語大賞」の候補30語が発表されました。
「3密」「アベノマスク」「ソーシャルディスタンス」など新型コロナウイルスに関連するものが多数ノミネート。劇場版が大ヒットしている「鬼滅の刃」などエンタメ作品も並んでいます。
他にはどんな言葉が? 50音順でまとめました。
01.愛の不時着/第4次韓流ブーム
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Netflixで配信された韓国ドラマ。韓国の富豪の娘・セリがパラグライダー事故で不時着したのは……なんと北朝鮮。そこで出会った軍人・ジョンヒョクと心を通わせていく。
ステイホーム期間に一気見した人も多かったようで、SNSで話題に。筆者の周りでは「これで韓国ドラマにハマった!」と他の作品も見始める人も多かった。
02.新しい生活様式/ニューノーマル

新型コロナウイルス感染を防止する新たな生活スタイルを――と、専門家会議が2020年5月に提言した言葉。こまめに手洗いうがいをすること、人との間隔を空けることなどを推奨している。
03.あつ森
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3月に発売されたNintendo Switchのソフト「あつまれ どうぶつの森」のこと。ステイホーム期間とちょうど重なったこともあり、多くのユーザーがおうちにいながら友達と交流を楽しんだ。世界的に大ヒットし、6月末時点で販売本数は2240万本(日本、海外合算)に達している。
04.アベノマスク

国内のマスク不足を解消するために安倍晋三内閣(当時)が実施した、全世帯に布マスク2枚を配布する施策およびそのマスクのこと。
05.アマビエ
とんでもない勢いで某ウイルスが流行ってますが妖怪の中に「流行り病がでたら対策のためにわたしの姿を描いて人々にみせるように」と言ったのがいるんですよ。 アマビエって言うんですけど。
疫病から人々を守るとされている妖怪。新型コロナウイルスの拡大を受け、妖怪掛け軸専門店「大蛇堂」が紹介したツイートがきっかけで多くの人が「アマビエ」のイラストを描き、感染終息を願うムーブメントに。
06.ウーバーイーツ

米国のウーバー・テクノロジーが世界中で展開するフードデリバリーサービス。外食がしにくくなかったコロナ禍、日本で一気に広がった。街中で「あのリュック」がよく目につくようになったと感じている人も多いはず。
07.AI超え
㊗️【AI超え】2020年流行語大賞にノミネート🎉 藤井聡太二冠らによる高度な“AI超え”対局が今年は多数繰り広げられましたね…! ▶︎ABEMA将棋チャンネル:SHOGI AI https://t.co/kQGlH5lCIV ▼藤井二冠が考慮時間23分で指した一手は、AIが6億手を読んで導いた最善手だったと話題の対局をチェック
将棋棋士の藤井聡太二冠が、最年少タイトルがかかった棋聖戦第2局で、AIソフトが6億手を読んで導いた最善手を指したことから。「AIを超えた手だ」と驚きを持って称賛された。
08.エッセンシャルワーカー
医療従事者をはじめ、スーパーやドラッグストアの店員、通信やインフラ、公共交通機関に関する場で働く人々のこと。緊急事態下においてもストップできない、社会生活を支える仕事という意味で「エッセンシャル」という言葉が使われている。
09.おうち時間/ステイホーム
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星野源さんの楽曲「うちでおどろう」からたくさんのコラボを生まれた
新型コロナの感染拡大を防ぐため、極力家にいるように呼びかける言葉。
10.オンライン◯◯
オンライン授業、オンライン飲み会などの派生語が多数生まれた。気軽に人と対面できなくなった1年だった。
11.顔芸/恩返し
本日いよいよ夜21時!15分拡大版の最終回が始まります。2人から感謝の1000倍返し…お楽しみに!
いずれもドラマ「半沢直樹」に関連する言葉。香川照之演じる大和田常務の豊かすぎる表情、「施されたら施し返す。恩返しです!」を筆頭とするパワフルなセリフのインパクトがSNSで大きな話題になった。
12.カゴパク
レジ袋有料化に伴い増えたという、スーパーのカゴをそのまま荷物を運ぶために持って帰ってしまう迷惑行為のこと。
13.鬼滅の刃
【公開中PV 解禁!】 絶賛上映中の『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の「公開中PV」を解禁いたしました! ▼公開中PV https://t.co/1waaDc3bv3 ▼公式サイト https://t.co/4Cx4PY0hDc #鬼滅の刃
週刊少年ジャンプで連載された漫画(完結済み)。アニメ化をきっかけに人気が爆発した。10月に公開された映画「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」は、公開から17日間で興行収入157億円を超えている。
14.クラスター
一般的には「群れ、集団」を指す言葉。新型コロナの集団感染が発生した際に報道で頻繁に使われ、認知が広がった。
15.香水
シンガーソングライター・瑛人の大ヒット曲。2019年4月に配信でリリースし、TikTokなどのSNSでのバズをきっかけに大きく広がった。

16.GoToキャンペーン
政府による国内観光を促進するキャンペーン。インバウンド需要が見込めなくなり、大きな打撃を受けた観光業や運輸業の支援を目的にしている。
17.3密(3つの密)

新型コロナウイルス感染拡大防止のために生まれた標語。「密閉・密集・密接」の「3つの密」を避けることを呼びかけている。
18.自粛警察
休業要請や外出自粛の呼びかけに応じない飲食店や個人に対し、攻撃したり通報したりする人々およびその行動のこと。「私刑だ」「やりすぎ」とSNSやワイドショーで度々話題になった。
19.Zoom映え
リモートワークの広がりで、Web会議システム「Zoom」での会議が多くなり、対面ではなく画面越しの「映え」を意識するようになった状況。メイクの色味などを調整する人も多かったようだ。
20.総合的、俯瞰的

日本学術会議の新会員候補だった6人の学者の任命を拒否した問題への批判に対し、菅義偉首相が繰り返し述べた「総合的、俯瞰的な活動を確保する観点から判断した」という発言から。
21.ソーシャルディスタンス
こちらも新型コロナウイルス関連。屋外および屋内で、他人同士距離を取ろうと呼びかける言葉。
22.ソロキャンプ
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1人でキャンプを楽しむこと。今年は新型コロナの影響もあって、広い屋外でキャンプする人も多かったようだ。ソロキャンプの様子を紹介している芸人・ヒロシさんのYouTubeチャンネルは登録者数100万人を超えている。
23.テレワーク/ワーケーション
出勤時や勤務中の「密」を避けるため、テレワーク(在宅勤務)が推奨された。旅行先で仕事をする「ワーケーション」という言葉も広がった。
24.時を戻そう(ぺこぱ)
正月休みがフォワったファナタ達へ 「時を戻そう」
2019年12月の「M-1グランプリ」決勝戦で大ブレイクした漫才コンビ、「ぺこぱ」のネタのフレーズ。
25.NiziU(ニジュー)
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日韓合同オーディションプロジェクト「Nizi Project」によって結成されたガールズグループ。日本だけでなく海外にもファンが多く、プレデビュー曲「Make you happy」のMVの再生数は1.6億回を超えている。
26.濃厚接触者
新型コロナの感染者と近距離・長時間接触し、感染が疑われる人。症状がなくとも、2週間の自宅待機、隔離が求められることが多く、感染者が発生した事業所などは対応に追われた。
27.BLM(BlackLivesMatter)運動
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「黒人の命は大切だ」を掲げる人種差別への抗議活動。2020年5月、米ミネソタ州ミネアポリスで、アフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイドさんが白人警察官に殺害された事件を受け、全米、そして世界に広がっていった。
28.PCR検査
新型コロナウイルスの確定診断に用いる検査。春頃は感染者に比べ検査キャパシティーが足りず、症状が出ても検査できない人が多いことが社会問題化していた。
29.フワちゃん
あたまに蜂とまったわら🐝
ウケるフワちゃん流行語大賞ノミネートされたわら
YouTuberでお笑いタレントの26歳。底抜けに明るいキャラがSNSでも人気で、今年バラエティに引っ張りだこで大ブレイク。実は英語が堪能。
30.まぁねぇ~(ぼる塾)
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女性お笑いカルテット「ぼる塾」(本来は4人組だが、一人が今育休中)のネタから。田辺さん(一番右)がいい女風に髪をかきあげながら「まぁねぇ〜」と言うお決まりのフレーズ。