「産むか産まないかの選択を、なぜ他人が決めるのか」ある女子高生の卒業スピーチがSNS上で賞賛

    妊娠6週以降の中絶を禁止する「ハート・ビート(心音)法」に抗議するスピーチが反響を呼んでいる。

    テキサス州のレイクハイランズ高校で卒業生総代に選ばれたパクストン・スミスさん。彼女の卒業スピーチが、ネット上で話題を呼んでいる。

    Paxton in her graduation robes

    学校の方針で、スミスさんはスピーチの内容について事前に承認をもらわなければいけなかった。そこで当日は、別に用意していた「ハート・ビート(心音)法」についてのスピーチを読み上げた。

    大反響を呼んでいるスピーチの中でスミスさんは、6週間という時間がいかに短いか、6週間ではほとんどの女性は自分が妊娠しているとは気づかない、と卒業生たちに向かって説明している。

    そしてスミスさんは、自分自身のこと、同級生たちのこと、みんなが抱いている夢について話し始める。

    その夢が奪われ、将来の希望やこころざし、努力がもはやどうでもよいとされるのが怖い、とスミスさんは訴える。

    この問題を取り上げるのにこの日を選んだ理由を、スピーチの最後にスミスさんは話している。「私のような声、女性の声に一番耳を傾けてくれるだろう日だと思ったから」

    @thehippiechickさんがTikTokに投稿した動画はすぐに話題になり、Twitterへと広まった。SNS上では、スミスさんの勇敢さと雄弁さに称賛の声が上がっている。

    Paxton Smith bypassed what was “approved” to do what was right. May our established leaders find the bravery of this young woman. https://t.co/fXpxsx2CF7

    Twitter: @IAmPoliticsGirl

    「パクストン・スミスさんは正しいことをするのに、承認されたスピーチを無視しました。この若い女性の勇敢さが、指導者たちの目に留まりますように」
    否定的なコメントは2件しか見ておらず、オンラインでの反応はほとんどすべて好意的だ、とスミスさんは話している。

    メディアからの反響も数え切れないほどあり、全面支援している両親が代わりに取材に応えているほどだ。

    スミスさんのことを、米テキサス州議会よりも勇敢と呼んでいる人もいる。

    Paxton Smith is braver than the entirety of the Texas legislature. https://t.co/h2xugWGded

    Twitter: @debsbasement

    「パクストン・スミスさんは、米テキサス州議会よりも勇敢」

    「スピーチが一気に広まり、落ち着いて考える時間は持てていないが、テキサス州や全米で、たくさんの人が中絶権を話題にし、認識し始めて興奮している」とスミスさんはBuzzFeedに話している。

    動画(英語)はこちらから。スミスさんのスピーチは、4分30秒あたりから始まる。

    YouTubeでこの動画を見る

    youtube.com

    スミスさんは、9月からテキサス大学オースティン校に進学する。

    女性の権利を追求し続ける予定で、メディアや音楽にも関心があるという。

    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:五十川勇気 / 編集:BuzzFeed Japan