女性ディレクターとして男性中心のワイン業界で奮闘 彼女はそれでも仕事が好き

    好きな仕事を追求し、ポルトガルから米カリフォルニアへ

    最初に言っておくが、ワインの世界は男性中心の社会だ。

    こうした圧倒的に男性優位のワインの世界で、奮闘している女性たちがいる。

    そんな女性の一人が、アナ・ディオゴ・ドレイパーさんだ。カリフォルニア州ナパバレーのアーテッサ・ワイナリーでワイン作りのディレクターを務めている。

    ポルトガル出身のドレイパーさんはカリフォルニアでワイン作りを学んだ。2人の男の子の母親でもある。

    ワインの世界との出会いについて聞かせてください。ワイン作りをしたいと思った理由は何でしょうか?

    ドレイパーさん: 私はポルトガル出身ですが、ワイン作りの文化に囲まれて育ちました。家族や友人の家がワイン作りをしていて、毎年、ぶどうを収穫して搾るのを手伝っていたんです。

    私はこの作業が大好きで、将来はいずれ農業にかかわる仕事がしたいと思っていました。でも、具体的にどんな仕事をしたいかまでは見つけることはできていませんでした。

    大学で農業工学を学んでいたときに、これだ、と気づく転機がありました。

    ワイン醸造の授業を取っていたのですが、担当の教授が腕利きのワインの作り手で、学ぶことが多く、影響を受けました。この授業でワインづくりに夢中になりました。

    ワイン製造の基本になる体系的な考え方と、その中にある創造性に惹かれたんです。

    この記事は英語から翻訳されました。翻訳:石垣賀子 / 編集:BuzzFeed Japan