絶対行くべき!完全に過小評価されている世界11の食の都
パリと東京だけにとらわれないように。
1. オアハカ、メキシコ:素晴らしい屋台の食べ物と、ありとあらゆるメスカルを味わうことができる。

メキシコ南部に位置するオアハカには、主に1つの理由から、全ての食通たちの「死ぬまでにやっておきたいことリスト」に載るだけの価値があります。そう、それは屋台の食べ物。メキシコ・シティには、 Origen や Casa Oaxacaといった高級レストランがあるものの、バルバコア・タコスから豚肉や鶏肉を詰めたタマレスにいたる、ありとあらゆる食べ物を提供する、さまざまなジャンルが融合するオアハカの市場 に勝るものはありません。「7つのモーレの地」というニックネームが付いているオアハカは、チリベースのソースの種類が豊富なことで有名です。
伝統料理(特に、もし挑戦するつもりがあれば、チャプリネスという焼きバッタ料理)もお見逃しなく。 Mercado 20 de Noviembre (最も人気があるストリートマーケットの1つ)の屋台を見て回り、 メメラス、焼いたマサケーキ、 テテラス、ブラックビーンズとクリームを詰めた三角トルティーヤ、そして、大きくてカリカリしたトルティーヤにリフライド・ビーンズ、オクラ、そして肉をトッピングしたトラユーダスを味見してみましょう。それと、オアハカの食体験の重要部分を成すメスカルのこともお忘れなく。
2. メルボルン、オーストラリア:新鮮な農場直送の食材とインスタ映えする料理の数々。

オーストラリアは、食べ物とワインの目的地として欠かせません。そして、一流シェフが所有する高く評価されたレストランが集中しているシドニーに海外からの注目の大半が集まる一方で、メルボルンのレストランシーンは非常に過小評価されていながら実に多岐にわたっています。
職人が握る Minamishimaの寿司やMoVidaの本格的スペイン料理のタパスから、Flower Drumの創作広東料理や食堂スタイルのタイ料理店、Chin Chinまで。地元食材を使った高級レストランだったら、Cutler & Co.、そして世界的に有名なAtticaは見逃ません。メルボルンでは朝食をとても重要視していることから、世界で最もカラフルな(そしてインスタ映えする)朝食メニュ―の数々があるかもしれません。
3. リヨン、フランス:肉を中心とした、昔ながらのフランス料理の究み。

パリやボルドーといった、フランスで最も人気のある食の都のことなら誰しも聞いたことがあるものの、地元の食材をふんだんに使用した料理を誇るリヨンのフードシーンは、見落とされてることが多いのが現状です。ローヌ川とソーヌ川の合流地点に位置するリヨンは、L'Auberge du Pont de CollongesやLa Mère Brazierといった高級レストランから、La Meunière や Daniel & Deniseといった素朴なデカダン風料理を家族スタイルで提供する ブション(家族経営のビストロ)にいたるまで、何でも揃った洗練された都市なのです。
ブションに関して言えば、芳醇なフォアグラとポークソーセージの串刺しのクリームソース添えや、野菜とトリュフと一緒にクリームで煮込んだ鶏肉のような、素朴なデカダン風の大皿盛りの料理や、地元のボジョレーやコート・デュ・ローヌ産赤ワインと共にいただくことを考えてみましょう。また、リヨンには巨大な屋内市場、Halles de Lyon Paul Bocuseもあり、そこには貝のタワーのブランチや、チーズ、シャルキュトリ、そしてスイーツを販売する屋台があるでしょう。
4. 大阪、日本:活気あふれるフードマーケットとお財布に優しいソウルフード。

東京から新幹線に乗れば、日本料理の珠玉の地であり、食にこだわりを持つ大阪の街に2時間半で到着します。ミシュラン3つ星から( Fujiya1935 など)手頃なソウルフードまで、何でもあります。道頓堀には屋台が並びます。
黒門市場では、串カツ、タコ焼き、そして美味しいお好み焼きをお見逃しなく。屋台の食べ物に加え、大阪にはとびきり新鮮な寿司や刺身、焼肉、口の中でとろける和牛専門のステーキハウス、美味しいラーメン店があります。
5. テルアビブ、イスラエル:ヨーロッパ、中東、地中海、そして北アフリカの味わいの多様なるつぼ。

イスラエルの地中海沿岸に位置するテルアビブは、料理の力として名声を得ています。シェフたちは北アフリカ、中東、そして地中海の味わいを融合させ、スパイスがあふれる野菜中心の料理を生み出しており、焼き立てのパンにクリーミーなディップやスプレッドを添えて提供しています。Abu Hassanでは、焼き立てのピタを街で一番クリーミーなハマスに浸し、HaKosem (市内に数百軒もあるファラフェル店の中でも抜きん出ている)ではファラフェルへの渇望を満たしましょう。
6. モデナ、イタリア:自家製パスタ、赤のスパークリングワイン、そして夢のパルミジャーノ・レッジャーノ。

食にこだわりがある旅行者なら誰しもが、イタリアの大御所的な街ーフィレンツェ、ローマ、ナポリといったそうそうたる食の都について聞いたことがあるはず。しかし、エミリア・ロマーニャ州にある小さな都市、モデナこそが注目に値します。濃厚なシロップ状のアチェート・バルサミコ・ディ・モデナ、パルミジャーノ・レッジャーノチーズ、そしてラムブルスコと呼ばれる赤のスパークリングワインの発祥の地であるモデナの街は、誰もが何かしら楽しむことができる街なのです。
アルビネッリ市場では、新鮮なパスタ、チーズ、そして肉類の屋台を見て回り、もし贅沢をする気があるのなら、料理人Massimo Botturaが経営する Osteria Francescana で必ず一生に一度の食事をとるべきだ(ミシュラン・ガイド3つ星のレストラン。Netflix(ネットフリックス)で 『Chef's Table』 のドキュメンタリーを見たことがあれば分かるだろう)。もちろん、モデナにはBotturaのカジュアルな姉妹店、Franceschetta58や、Trattoria Aldina、Ristorante Da Enzoといったリーズナブルなレストランがたくさんあるので、イノシシのラグーのパッパルデッレやニョッコ・フリットといった、昔ながらの郷土料理を味わうことができるでしょう。
7. リマ、ペルー:とても新鮮なシーフードとアジア風アクセントが利いたラテンアメリカの郷土料理。


リマ市内のいたるところで、La Marのように、セビーチェと握りを芸術作品に変えた日本とペルーの素晴らしいフュージョン料理を楽しむことができ、また Osakaでは、うずらの卵を詰めたマグロの刺身や、フォアグラをトッピングしたサーモンのたたきといったペルーの居酒屋の小皿料理を味見することができます。何をするにしても、Hotel Mauryのピスコ・サワーを試さずには帰れません。ピスコ・サワーはピスコと呼ばれるペルーのブランデーと、ライムジュース、シロップ、そして卵白から作られています。
8. バンクーバー、カナダ:世界中の食べ物をあらゆる価格帯で。

バンクーバーが食の異種文化圏だとは思っていないかもしれませんが、ブリティッシュ・コロンビア州にあるこの賑やかな都市には、想像つくかぎりのありとあらゆる料理があります。Osteria Savio Volpeの素朴なイタリア料理や 生のシーフード専門バー、Rodney's Oyster Houseから Bao Beiの手作り餃子、散財する価値のある、太平洋直送の寿司が楽しめる Mikuにいたるまで、エスニックフードシーンが盛況です。シアトルにあるパイク・プレイス・マーケットのバンクーバー版、グランビル・パブリック・マーケットには、食べ物屋台がひしめいており、クラムチャウダーのポットパイ、フォー、そしてその中間のあらゆる食を楽しむことができます。
9. オアフ島、ハワイ:完ぺきなビーチを背景にした肩肘張らないソウルフード。

ハワイと言えば恐らく、見事な夕焼け、自然のままのビーチ、そして映画『ジュラシックパーク』のワンシーンを彷彿とさせる突き出た山々といった、さまざまなことを連想するでしょう。結局のところ、ハワイ―特にオアフ島―には、アジア、ヨーロッパ、そして他のポリネシアの味に影響された素晴らしい食べ物があります。
ここでは、ソウルフードがキングなのです。Char Hung Sutでは、中国の素晴らしい点心と肉まんを供し、Ahi Assassinsでは、白飯に新鮮な魚をたっぷりと盛りつけたポケ・ボウルを、Gina’s Bar-B-Qでは韓国のチャプチェとプルコギが楽しめます。ホノルル周辺には、シーフードを中心とした Roy's Hawaii Kaiや、本場ローマにも引けを取らないリガトーニ・アマトリチャーナを提供するArancino di Mareといった洗練されたレストランもあります。
10. サン・セバスティアン、スペイン:冒険好きな食通と熱狂的な高級レストランファンに。

...他方では、サン・セバスティアンは、クリエイティブで活気のあるタパスシーンを誇っています。何日かかけてタパスバルをはしごし、ピンチョスという伝統的な小皿料理を試してみることができます。Bar Zeruko、Gandarias、そして A Fuego Negroといった店で、シシトウの炙り焼き、野生キノコのフォアグラとアンチョビ添えなどをお見逃しなく。
11. トビリシ、ジョージア:ヨーロッパとアジアが融合した料理と歴史に深く根差したワインシーン。

ヨーロッパとアジアに挟まれたジョージア共和国は、まだ比較的観光客から注目されてませんが、首都トビリシには訪れる価値があります。トリビシの市民は、食べることが大好きで、最大の社会的伝統の1つにスプラと呼ばれる 大宴会があります。ジョージアのチーズパン(中にチーズ、バター、卵が入った柔らかいチーズパン)や、ヒンカリ(ジョージア風の水餃子)といった伝統的なジョージア料理を試してみたいでしょう。
Barbarestanや ザ・キッチン/The Kitchenといった超一流レストランでは、昔ながらのレシピにアバンギャルドなひねりを加えています。それでもまだ訪れてみる気になれないのなら、ジョージアがワイン発祥の地だと考えられていることも付け加えておきましょう。今、再び盛り上がりを見せている、Vino Undergroundのようなナチュラルワインのバーが、首都周辺に出現し始めています。独特な品種もののワインを取り揃えたトリビシは、流行のワイン地域かもしれません。
この記事は英語から翻訳されました。