ある日、ごみ収集員の元に届いた一通の手紙が感動を呼んだ。

    新型コロナウイルスの感染拡大の中、みんなの生活のために変わらず働き続けている方々に宛てた、一通の手紙がTwitter上で話題を呼んでいます。

    新型コロナウイルス感染拡大の影響で外出自粛の動きが続くなか、変わらず外で働き続けている人たちが、私たちの暮らしを支えています。

    普段からお世話になっているごみ収集作業員や宅配便の配達員の方たちですが、なかなか感謝の気持ちを伝える機会ってないですよね。

    ある日、ごみ収集作業の仕事をしていた男性の元に届いた、一通の手紙がTwitter上で話題になっています。

    「たいへんなのにおしごとしてくれてありがとう」

    「ついに、僕のゴミ収集のコースにもこんな手紙が…!」というコメントと共に投稿されたこちらの写真。ごみ収集作業員の男性の元に届いた、一通の手紙が映されています。

    手紙には、幼い文字で、

    「ごみしゅうしゅうさん コロナでたいへんなのにお仕事してくれてありがとう」と書かれています。

    その下には小さく、「いつもありがとうございます。感謝しています」と、保護者が書いたと思われる言葉が添えられています。

    心のこもったこの手紙は、Twitter上で3万4千リツイート、20万いいね以上を集め(5月13日現在)話題を呼びました。

    リプ欄では同じように手紙を受け取ったごみ収集作業員や宅配便の配達員の方達からの「私の地域でもお手紙が届きました!」という報告や、「本当にありがとうございます」などの感謝の言葉が多く寄せられています。

    投稿した思い

    この手紙を受け取った、北海道帯広市在住でごみ収集作業員の男性、やきっこさん(24)は、BuzzFeed Newsの取材にこう答えます。

    「ニュースで、都内の(感謝の気持ちを伝える)貼り紙を見て『自分のところでは絶対無いだろうな』と思っていたので、見つけた時は本当にうれしかったです」

    「たくさんの人に、この辛い情勢で頑張っている人がいて、それを応援している人がいるという事が伝わればいいなと思います」

    感謝の気持ちを示す動きは少しずつ広がっています。

    「いろんな人に、この仕事を知ってもらえたら嬉しいです」との声も。

    こちらの張り紙には、感謝の言葉と共に「分別をしっかりして、お仕事を続けられるよう私たちも協力いたします」の言葉が添えられています。

    手紙を受け取った別のゴミ収集作業員である、べるさんは「いろんな人に、この仕事を知ってもらえたら嬉しいです」という思いを持っています。

    「コロナウイルスにまけないようにがんばってください」

    これらの手紙を大切に保管しているatsushiさんは、「(ごみ収集作業員は)『人の嫌がる仕事、やりたくない仕事』ってイメージが世の中にはあるみたいですが、無くてはならない仕事であって、それが少しでも多くの人に伝わればと思います。ポイ捨てや不法投棄がない、クリーンな街になれば」と願います。

    マスクや使い捨て手袋は「燃えるゴミ」に!

    先出のやきっこさんは、ごみを捨てる際の注意点についても投稿しています。

    それによると「資源ごみにマスク・使い捨て手袋・ティッシュペーパー等が混入していることがある」といいます。

    「資源ごみをリサイクルする際の異物除去作業は手作業」であるため「感染症の拡大を防ぐためにも、マスク・使い捨て手袋・ティッシュペーパー等は資源ごみに絶対に混入しないように」と注意を呼びかけています。

    「これをみんなに知って欲しいです。よろしくお願いします」