父は5年間、娘の成長を写真におさめ続けた。四季の景色がつくった感動の作品。

    父の愛情が詰まった作品に、Twitter上で感動する人が続出しました。

    Twitterで感動をよんだ、4枚の写真があります。

    ある男性の投稿が、Twitter上で1万6千以上のリツイートと、8万2千以上の「いいね」を集め話題になっています。

    たった4枚ですが、なんと撮影には5年の歳月がかかったとのこと。リプライ欄に「心にしみる」「素敵すぎる!」と賞賛の声が寄せられた、その写真とは?

    5年かかってようやく撮れました。 秋の紅葉、夏の新緑、春の桜、冬の雪。 最初に紅葉を撮ってから雪を撮る間に 娘も6歳が10歳になり、シルエットからも成長を感じます。 これで撮るのをやめるわけではありませんが一つの目標が叶った瞬間です。 並べると今までの思い出が思い出されて溢れそうです。

    Twitter: @shingo_camera

    カメラに収めたのは、娘の成長と四季折々の景色。

    5年かかってようやく撮れました。
    秋の紅葉、夏の新緑、春の桜、冬の雪。
    最初に紅葉を撮ってから雪を撮る間に
    娘も6歳が10歳になり、シルエットからも成長を感じます。
    これで撮るのをやめるわけではありませんが一つの目標が叶った瞬間です。
    並べると今までの思い出が思い出されて溢れそうです。

    そんな文章と共に投稿されたのは、撮影者の娘さんの成長の様子と、四季折々の景色が収められた写真です。

    撮影場所は、奈良県桜井市の長谷寺です。

    最初の撮影から半年後の写真。娘さんの背も少し伸びたように見えます。

    「桜にしても紅葉にしても、ピークが数日しかありませんので、そこに合わせて撮影をするのが一番大変でした」

    最初の撮影から5年後、ようやく4枚の作品が完成しました。

    BuzzFeedは写真を撮影した、しんごさんにお話を聞きました。

    しんごさんは、小学4年生の娘さんの写真を撮るためにカメラを始めました。今では、大事な趣味になっています。

    「娘の撮影だけでなく特に絶景を見ることが好きで、近畿地方を中心に全国を飛び回っております」

    最初に撮影をしたのは、紅葉を見るために娘さんと長谷寺を訪れた時でした。

    「季節を変えて床の色が変わると面白いかなと思い、半年後に新緑を撮影したところ、ほんの半年の差で娘が見てわかるくらいに成長しており、四季を通じて成長を撮ろうと始めました」

    5年の歳月を経て、今年の冬に最後の1枚を撮影。

    今年最後の1枚である冬の写真を撮り終え、ようやく完成した4枚の作品。最後の1枚には特に苦労しました。

    「滅多に雪が積もる地域ではなく、さらに娘と共に訪れることができる機会がなかなか訪れませんでした。順番にはこだわっていませんでしたので毎冬、天気予報を確認していましたが今年までチャンスがありませんでした」

    写真には様々なこだわりが。

    娘さんの成長をしっかりと記録するため、写真の1枚1枚には細かな工夫が施されています。

    「シルエットで同一人物と一目で分かるよう髪型は統一し、服装などもシルエットとして綺麗に見えるものを意識しています」

    「これからも撮り続けたい」。父が次に掲げる目標は?

    しんごさんは「四季を撮るというのは一つの目標であり、それが完成したことを非常に嬉しく思います」と、作品の完成を喜んでいます。

    Twitterでの反響を受け、「成長記録を残そうと始めたことに対して、色んな方から反響いただけること嬉しく思います」と答えました。

    写真に映る娘さんも、作品の完成を喜んでいるようです。

    「娘は自分の背が当時から約50センチも伸びたことに驚いています。撮られること自体、嫌いではないので昔からアルバムが増えていくことを喜んでくれています」

    しんごさんは、これからも撮影を続けていくそうです。

    「中学、高校、成人の振袖、マタニティ、孫までと、先の長い目標はまだまだありますので、これからも撮り続けたいと思います」