ダウン症の女性として初、グッチのモデルに起用。
ある女性が、イタリアの世界的ファッションブランドであるグッチのモデルとして登場し、話題となっている。
イギリス出身のモデル、エリー・ゴールドスタインさん(18)が、ダウン症のあるモデルとして初めて、グッチのモデルに起用されたのだ。
ゴールドスタインさんは、イタリア版ヴォーグ誌に、グッチのマスカラ「L'Obscur」のモデルとして登場した。
6月19日に、グッチの公式Instagramに投稿された彼女の写真は、84万以上のいいねを集め(7月15日現在)大きな反響をよんだ。
この写真は、写真家デイビッド・PD・ハイド氏(David PD Hyde)によって「美はどこにでもあり、すべての人の中に存在する」というコンセプトを伝えるために撮影されたという。
コメント欄には「あなたは美の概念を変えてくれた」「とてもゴージャス!」「これを新しい常識にして欲しい」など、キャンペーンやゴールドスタインさんへの賞賛の声が寄せられている。
イタリア版ヴォーグ誌のインタビューによると、ゴールドスタインさんは「15歳で芸能事務所Zebedee Managementに入り、モデルを始めた」という。
ゴールドスタインさんの所属する芸能事務所Zebedee Managementは、障害のあるモデルやタレント専門の事務所だ。 「これまでメディアで排除されてきた障害者やオルタナティブな人々、トランスジェンダーやノンバイナリーなどの人々の表現力を高めるために設立された」。
イタリア版ヴォーグ誌のインタビューで、ゴールドスタインさんはロールモデルとしての責任について、「私はロールモデルになることを楽しんでいます。自分の希望や夢に従えば、何でも達成できるということを示してくれます」と話している。
また、自分に自信がない人にアドバイスをという質問に、こう答えた。
「他人からどう思われているかは気にしないで、自分らしくいること」
(サムネイル:Getty Images)