幻想的な、工場夜景の世界へようこそ。
ある写真家が撮影した工場夜景の写真が、Twitter上で話題となっています。
リプ欄が「最高」「ワクワクする」などの声で埋まった、幻想的すぎる風景とは……?
まるでゲームやアニメの世界観……!!

息をのむほど、幻想的な雰囲気です。

これが日本の風景なんて信じられますか?

光によって、様々な表情が写しだされます。

Twitterでは、「FF7の新作に出ても違和感ない」の声
撮影されたのは、広島県福山市に位置する、JFEスチール株式会社の西日本製鉄所(福山地区)です。
工場夜景の様々な表情を映した写真がツイートされると、1万2千以上のいいね、5万9千以上のリツイートを集め(8月14日現在)話題となりました。
リプ欄では、「カッコいいです!」「最高」など賞賛の声のほか、「FF7の新作に出ても違和感ないですね」と荘厳な雰囲気を人気のゲームソフト「ファイナルファンタジー」シリーズの世界観に例える人も現れました。
BuzzFeed Newsは写真家の小林哲朗さんを取材しました。
2011年に写真家として独立した小林さんは、「身近な異世界」をテーマに、工場、廃墟、地下空間、巨大建造物などを撮影しているといいます。
「廃墟ディスカバリー」や「夜の絶景写真工場夜景編」などの写真集を出版し、写真家としての活動のほかにも、カメラ雑誌への執筆や写真教室の講師、トークイベントへの出演をしています。
魅力は「1つの町のようで、とにかく広大な敷地」。
小林さんが、JFEスチール株式会社の西日本製鉄所(福山地区)を初めて訪れたきっかけは、以前仕事で撮影を依頼されたことでした。
その際に、風景のかっこよさに心を惹かれ、今回自身の作品撮りのために再訪したのだといいます。
この製鉄所の魅力について、「(工場全体が)1つの町のようで、とにかく広大な敷地に圧倒されます。高炉などの巨大な設備も魅力ですし、町と工場が近いので『すぐ行ける異世界』のような感じが良いです」と、説明しました。

工場夜景なら、「ゲームやアニメに出てくるような景色を実際に見られる」。
Twitterでの反響について小林さんは、「世間にどのような写真が受けるのか、色々勉強になります」と、冷静に分析しているようです。
自身の写真を見る人に向けて、「ゲームやアニメに出てくるような景色を実際に見られることを知ってほしいです。工場の機能美や大きさから来る力強さを感じて欲しい」とメッセージを届けます。
「写真を撮ると100倍面白いので、実際に自分で見に行ったり工場ツアーなどのイベントに参加して、撮影してみてほしいです」