千葉の停電で、病院が「エアコン、Wifi、コンセント完備」の施設を無料開放

    台風15号の影響で、甚大な被害が続いている。千葉県では今なお43万戸以上が停電。断水している地域も多い。そんな中、千葉県の亀田総合病院が一時避難先として院内施設を無償で提供した。

    台風15号による影響により、千葉県では今なお43万戸以上が停電。断水が続いている地域もある。

    東京電力によると、9月11日13時44分時点で、千葉県内における停電戸数は約43万4200戸とされている。この停電の影響で断水している地域もある。

    エアコンが使えないことによる熱中症に対しての注意喚起もなされている。

    「エアコン効いてます。どうぞご利用ください」

    院内には、エアコンやコンセント、フリーWifiも。

    【院内で涼みに使えるエリア】 ● 亀田クリニックの各フロア ● Kタワー1階ロビー ● Kタワー13階ラウンジ ※ ● A棟1階 フリースペース ※ ※エリアはお食事をしていただいても大丈夫なエリアです! トイレも比較的近いのでどうぞご利用ください

    病院のTwitterアカウントでは、周辺地域の携帯の電波情報や、非常食の配布などの情報発信を続けている。

    システム部門の人によると、当院付近では携帯電話が使えますとのこと。また、院内に公衆電話やコンセントもあります。どうぞご利用ください!

    亀田総合病院の広報担当者によると、病院内でも窓ガラスの一部が割れるなどの被害があった。停電の影響もあったが、自家発電装置があったため大きな被害はまぬがれたという。

    またこうして病院を開放する理由として、「当院がここまで大きくなれたのは、地域の皆さんのおかげですから、こんな時くらいはお役に立つのが当たり前という気持ちでおこなっています」と語った。

    利用者からは「ありがとう」や「助かった」という声が届いているという。

    Twitterの発信で「地域の回覧板」になれたら。

    Twitterでの情報発信を「地域の人の情報収拾の為の回覧板のような役割」として考えているとのこと。

    また、亀田総合病院では、地域の小さい病院や介護施設からの転院の受け入れ体制も整えている。

    「当院のスローガンである『Always Say YES!』という気持ちを忘れずに、それぞれの部門が『自分たちにできることは何だろう』と考えて行動しています」

    また、鴨川市ではその他のホテル、旅館でも無料開放を実施している。詳細は市のサイトより。