子どもの可愛い写真をSNSで投稿したいけど、顔を出すのはちょっと……
「成長を記録したいけど、子どもの写真をSNS載せるのは安全性が心配」
こんなお悩みを抱えるお父さん、お母さんも多いのではないでしょうか。
そんなお悩みをナイスアイデアで克服した、あるお父さんのインスタグラムアカウントが話題になっているんです!!
一体どんなアカウントなんでしょうか?
その名も「娘が遊んでた形跡」インスタグラム!!!

BuzzFeed Japanはこの投稿をした漫画家の宮川サトシさん(41)を取材しました。
こちらの投稿をしているのは漫画家・コラムニストの宮川サトシさん(41)。
4歳の娘ハナエちゃんが日々遊んだ形跡を、インスタグラムに投稿しています。
どんな形跡かと言うと……(お父さんのコメントと共にお楽しみください)
思わずツッコミたくなっちゃう形跡や、

あちゃ〜〜って言いたくなる形跡。

こちらは紙で作った手作りポテト

砂場でケーキも作りました

どんぐりで遊んだ跡も。

この日はマイクが。コンサートがあったんでしょうか😝

こんなクリエイティブな形跡も👏

思わずふふっと笑ってしまうような写真の数々。どれもお父さんが大切に撮影していることが伝わってきます!
形跡を残している張本人である、ハナエちゃんは寝るのが早く、宮川さんが仕事で帰りが遅くなると、もう寝てしまっていることがあるのだといいます。
「僕も寂しいから、『さっきまでこんなふうに遊んでたんだな』とか思いながら、子どもがそこにいた形跡を自然と探すようになりました。脱ぎっぱなしになってる服とか、そういうのってちょっと愛おしいじゃないですか」

投稿のきっかけは、ある「閃き」
そうして見つけた形跡を、インスタグラムに投稿したきっかけは何だったのでしょうか?
「本当は子どもの可愛らしいしぐさなどもSNSに載せたいのですが、安全性の配慮から子どもの顔をスタンプで隠さなきゃいけないのが悲しくて。『あ、子どもが遊んでた形跡の写真ならSNSに遠慮なく載せられるな』と、閃いたのがきっかけです」
こうして始まった「娘が遊んでた形跡だけを集めたインスタグラム」。宮川さんは最近、撮影のためにiPhone11proに機種変更したそうです!!宮川さんの思いが伝わってきます🔥

同感する親たちの声も。
インスタグラムページに対する周りの反応は、上々な様子です。
「まだ始めて日が浅いのですが、『自分もやってみよう』といった声をよく見かけるようになりました。妻も興味を持ってくれていて、形跡があると片付けずに残しておこうと思うようになったと言ってました」
実は、こちらのアカウントの存在をハナエちゃんは知らないのだとか。その理由は「あくまで自然な、純度の高い『娘が遊んでた形跡』が見たい」から。
「もしかしたら父親が自分の形跡を楽しみにしているとわかったら、喜ばそうとしてイイ感じの形跡を残そうとしてしまうかもしれない」。そんな思いから、インスタグラムの存在は伝えていません。
「いつか娘と一緒にまとめて形跡写真を見れたら」
形跡探しも、「最初は超個人的な趣味のつもりだった」という宮川さん。しかしそのうちに、「家に帰る楽しみが1つ増えてることに気がついた」のだとか。
「子どもの成長の記録にもなるし、もしかしたら他の帰りが遅い親御さんたちにとっても癒しになるんじゃないか」そんな思いから宮川さんは、この形跡探しの活動が広がって欲しいと思っているといいます。
「(子どもの形跡を)片付ける前に『あ、これちょっといいな…』と、スマホで取り出して一枚写真を撮る手間を、子育ての楽しみ方のひとつに入れてもらえたら嬉しいです」
また、このアカウントをいつまで続けるかは決めていないとのこと。
「いつか娘と一緒にまとめて形跡写真を見たら楽しいかもしれません、気持ちわるっ!ってなるかもしれないですが(笑)」
宮川さんの漫画でも、「形跡探し」の様子が描かれています。
