脱毛症だから「結婚できない」と親に言われ続けた彼女が、幸せをつかむまでの実話

    ある女性の実体験が、Twitter上で話題となっています。脱毛症が原因で、自信を持てなかった彼女が、自分の幸せをつかむまでのお話。

    脱毛症によって自信を持てなかった女性の実体験が、Twitterで話題になっています。

    幼い頃から脱毛症が原因で、自信を持てずにいた……。そんな悩みを持った女性が自分の幸せをつかむまでの実話をTwitterに投稿しました。

    すると、1万6千以上のリツイートと、19万8千以上の「いいね」を集め、大きな反響を呼びました(12月1日現在)。

    リプ欄は「ウルっときた」「ステキなお話!」などの感動の声であふれました。話題となっている実話の内容とは。

    7歳から脱毛症でカツラだったから「親には女の子なのに可哀想。結婚出来ない」って言われ続けて自分自身を可哀想だと思って生きてたけど 出会ってすぐの趣味が全くあわない男性に「髪の毛?笑ってたらそれで良いよ俺にしとけ」って言われて結婚したら幸せになったから人生何があるかわからないね。

    BuzzFeed Newsは、投稿したおきよさん(33)にお話を聞きました。

    おきよさんは7歳の頃、頭部だけでなく、体の毛も抜け落ちる「汎発(はんぱつ)性円形脱毛症」という病気になった女性です。

    その頃からカツラをつけ始め、親からは「女の子なのにかわいそう。結婚出来ない」と言われ続けました。

    その言葉で自信を失い、こう考えるようになりました。「そうなんだ。脱毛症ってかわいそうで、女の子にとっては結婚出来ないくらい大きなことなんだ」

    おきよさんは振り返ります。

    「何かにつけて『私はかわいそうだから……』と思っていたことは記憶にあります。おしゃれをするのも『私は脱毛症だから、きっと似合わない』と当時は思っていました」

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    (イメージ写真)

    彼女を変えた男性の言葉。

    そんな彼女を変えたのが、夫となる男性でした。

    交際前、夫から好意を持たれていると感じたおきよさんは、「期待されて幻滅されるのが嫌だ」と考えました。

    そこで、思い切って自身の病気について告白したのです。

    “私、脱毛症でこれカツラなんだよ”

    その事実を知った夫は、全く動揺していない様子でした。それだけでなく、信じられないほど素敵な言葉を返してくれ、交際がスタートしました。

    
“そうなんだ。教えてくれてありがとう。笑ってたら良いじゃない。俺にしときなよ”

    Kokouu / Getty Images

    (イメージ写真)

    交際前の夫は、自分の髪型にこだわりを持っていました。ところが、付き合うとすぐに自らの意思で丸刈りにしたといいます。

    そのように夫は見た目を変えました。しかし、おきよさんは変わらず、交際中の夫の前でも自宅でカツラをつけたままでした。

    頭部の蒸れや頭痛を我慢してでも、「脱毛症を隠さなければいけない」と思っていたからです。

    それに気付いた夫はある日、「そのままで素敵だよ」と声をかけました。

    この言葉が、おきよさんに変化をもたらしていきました。

    その後、夫からこうプロポーズされ、2人は晴れて結婚したのです。

    “髪の毛と結婚するわけじゃないよ。おきよだから、結婚するんだよ”

    West / Getty Images

    (イメージ写真)

    幸せをつかんだ彼女が出した答え。

    結婚から約10年が経ちました。

    おきよさんは

「幸せは誰かが決めることではない」と考え、自信を取り戻しています。

    「夫と結婚して変わったのは、脱毛症を隠さなくなったことです。今は家ではカツラは被りませんし、ベランダにも出ます。近所の方に見られても、なんとも思わなくなりました」

    友人やママ友にも、脱毛症についてオープンに話しています。そのうえ、産後の脱毛の症状に悩む人の相談にも乗るようになりました。

    「脱毛症のせいで楽しめないことは何もない」。彼女がツイートで伝えたかったこと。

    Indeed / Getty Images

    (イメージ写真)

    Twitterで、実体験を投稿しようと思い立ったのは、さまざまなことに悩み、苦しんでいるユーザーたちのつぶやきを見たからでした。

    かつての自分のように脱毛症に悩む人たちがいます。おきよさんは「自分の幸せは、自分で決めて」とメッセージを送ります。

    
「多様性が認められる時代になりました。脱毛症のせいで楽しめないことは、何もないと思っていただければ」

    「カツラをつけていても、フードをかぶってジェットコースターに乗りますし、子どもたちと公園で走り回って遊びます。自分の幸せは、自分で決めてほしいなと思っています」