ラブコメはあなたが思っているよりずっと考え抜かれて作られていることを証明する、小さいけれど驚くようなディテール27選

    ラブコメ映画はあなたが思っているよりずっと考え抜かれている。

    1. 『プラダを着た悪魔』でミランダ・プリーストリーが登場する最初のシーンで、彼女はプラダのハンドバッグを持っている。

    アンディがパリに行くことになるのを知った時、彼女はエッフェル塔のペンダントが付いたシャネルのネックレスを着けている。

    2. 『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』のトゥーラとイアンの初デートのシーンで、それぞれオレンジとアップルが入った2つのガラス瓶が映っている。

    別のシーンでは、トゥーラがイアンと婚約したことについて両親が口論する中、彼女が家の外に出る。自分の決断に疑問を抱く彼女の背後には、愛を司るギリシャのアフロディーテ像が映っている。

    3. 予想外の展開が続く『ラブ・アゲイン』の最初の驚きのひとつが、主人公のキャルがそうとは知らずに息子の学校の教師と関係を持ってしまうというもの。

    しかし、彼女がキャルと初めてバーで出会った時に身に着けている腕時計とブレスレットは、映画の序盤で彼女が黒板に文字を書いている時に身に着けていたものと同じで、実際には彼女の正体は明かされている。

    映画の後半でジュリアン・ムーア演じるエミリーのオフィスのネームプレートには「部長補佐(Assistant Vice President)」ではなく「部長の補佐(Assistant to the Vice President)」になっている。

    4. 『(500)日のサマー』のズーイー・デシャネルのワードローブは、彼女の目の色に合わせてコーディネートされている。

    何日が過ぎたかを示すショットの背景アートは、トムとサマーの関係を反映して変化している。

    5. 『ステイ・フレンズ』で、ジャスティン・ティンバーレイク演じるディランは稲妻のタトゥーを入れており、ミラ・クニスが演じるジェイミーは稲妻のネックレスを着けている。

    6. 『ラブ・アクチュアリー』でジュリエットがマークの家に現れて結婚式のビデオについて尋ねる有名なシーンで、彼の部屋の棚に『裏窓』のDVDが置いてある。

    7. 『セックス・アンド・ザ・シティ』の冒頭で、キャリーがシャーロットの娘と塗り絵をしている。

    キャリーにはハイテク恐怖症という設定があり、彼女はテレビドラマ版の最終回で使っていたのと同じ携帯電話を映画でも使っている。

    キャリーとミスター・ビッグがベッドで読書をしているシーンでは、2人とも意図的に着飾っている。これには、セックスをしていないスティーブとミランダ、セックスをしているキャリーとミスター・ビッグという、2組のコントラストを表現したいという監督の意図が表れている。

    さらに、キャリーが本屋でスタンドに立てかけられていた本と自分の本を取り替えるシーンがある。彼女が差し替えた本は『Lucia Lucia』という小説だが、これは主人公の女性が豪華な結婚式を計画するも、ドタキャンされてしまうというストーリーで、まさに映画のキャリーそのものである。

    キャリーのシティホールでの結婚式にサプライズで現れたシャーロット、サマンサ、ミランダが着ているドレスの色は、映画冒頭で彼女たちが着ていた服の色と同じになっている。

    8. 『小悪魔はなぜモテる?!』の主人公オリーヴは、自分の名前は「I love」のアナグラムだと言う。彼女の名字は「Penderghast」で、これは「Pretend Shag(セックスをしたと言い張る)」のアナグラムになっている。セックスをしたと嘘をつくのは、もちろんこの映画全体のテーマとなっている。

    さらに、オリーヴは『Der Scharlachrote Buchstabe』というタイトルの映画を見に行くが、これは『小悪魔はなぜモテる?!』の脚本に影響を与えた緋文字のドイツ語のタイトルである。

    この映画の舞台はカリフォルニア州オーハイで、オレンジ畑が有名な美しい街である。この街に合わせて、監督はいくつかのシーンの背景にオレンジを登場させている。

    9. 『13 ラブ 30』で、ジェナは映画が始まってぴったり13分で30歳になる。

    ジェナがパーティーで着けている目隠しは、彼女が30歳になって目を覚ました時に着用していたアイマスクと同じ素材で作られている。

    13歳のジェナの部屋のテーブルに置いてあるマドンナの写真は、彼女が30歳になっても飾られている。ただこの時は、サインが入っている。

    マットがジェナの誕生日プレゼントに贈ったドールハウスは、彼らが映画の最後で住むことになる家と同じ色である。

    10. 『恋のからさわぎ』は、シェイクスピアの『じゃじゃ馬ならし』をベースにしている。そして映画の登場人物の名前にも、シェイクスピアへのオマージュが捧げられている。

    11. 『プリティ・ウーマン』のディナーシーンで、ビビアンが巻き貝を飛ばしてしまい、ウェイターが「よくあることです」と言う。10年後、同じ監督が同じ俳優を『プリティ・プリンセス』に起用し、ミアがガラスを割ってしまうシーンで同じセリフを言わせている。

    12. 『好きだった君へのラブレター』で、ピーターに髪を下ろしていることを褒められたララ・ジーンは、それ以降髪を下ろすようになる。

    13. 『キューティ・ブロンド』で、エルは法科大学院適性試験(LSAT)で179点を取る。この試験の最高点は180点であり、エルは上位0.1%ということになるためよく考えられている。

    14. そして最後に、『ノッティングヒルの恋人』の誕生日のディナーシーンで、アナは前回の出演作でいくら稼いだのか聞かれる。彼女は「1500万ドル」と答えるが、これはこの映画の彼女の出演料と同額である。

    この記事は英語から翻訳・編集しました。