テネシー大学が好きすぎてTシャツを自作していじめられた小学生に大学側が神対応

    米フロリダ州の男児は、テネシー大学のTシャツを自作していじめられたが、大学側は粋な計らいで対応した。

    Laura Snyder / Facebook / Via Facebook: permalink.php

    米フロリダ州にある小学校、アルタモンテ・エレメンタリー・スクールで9月、4年生の男の子がテネシー大学のTシャツを自作して着たところ、いじめられるという出来事があった。

    これを受けてテネシー大学のファンは男の子を支援するために団結し、大学のショップも、男児が描いた絵を公式デザインに取り入れることを決定した。

    事の発端は、アルタモンテ・エレメンタリー・スクールで行われた「カレッジ・カラーズ・デイ」だ。児童たちはこの日、自分のお気に入りの大学を応援する服を着てくるよう促された。4年生を担当する教師のローラ・スナイダーさんは9月5日、自分が担任をしている男子児童が、「U.T.」(テネシー大学の頭文字)と手書きした紙を、テネシー大学の「カレッジ・カラー」であるオレンジ色のTシャツにピンで留めて着てきたとフェイスブックに投稿した。

    男児はテネシー大学のアメリカン・フットボール部「UTボランティアーズ」(略して「ボルス」。「ボランティア」はテネシー州のニックネーム)のファンで、スナイダーさんによると、自分のTシャツをワクワクしながら見せてくれたという。ところがその日のうちに、自作のTシャツのデザインが原因でいじめられたとして、男児は涙ながら教室に戻ってきた。

    「昼食のテーブルで男児の隣になった女の子たち(カレッジ・カラーズ・デイに参加さえもしていなかった子たち)が、シャツに留めていたデザインをからかったんです」とスナイダーさんは話した。

    「男児はかなり落ち込んでいました。子どもって時に残酷だし、おしゃれなデザインってわけでないのも分かります。でもこの男児は、自分が持てるリソースを駆使してこの日のイベントに参加したんです」

    スナイダーさんはフェイスブックの投稿の中で、この男児に公式のUTシャツを買ってあげるつもりだと書きつつ、「この子のために少しだけ特別なものにしたい」ため、テネシー大学に知り合いがいる人はいないかと呼びかけた。

    この投稿はテネシー大学のファンによって翌日までに数千回もシェアされ、テネシー大学そのものの注意を引くにいたった。

    テネシー大学の運動部を統括するアスレチック・ディレクターのジミー・ディレイニー氏は5日に開かれた記者会見で、学内の公式ショップ「Vol Shop」が、全校から集まった寄付と共に「ボランティア・プラウド・パック」を送ると発表した。

    「Tシャツで見せてくれた男児の創造性は素晴らしいと思うし、我々やアメフト部、キャンパス、Vol Shopにも話は届いた」とディレイニー氏は述べた。

    Vol Shopの公式ツイッター・アカウントは5日午後、パックの中身が写った写真を投稿した。男児本人には大学の公式ジャージー、帽子、ノート、そしてアメフト部のジェレミー・プルイット監督のサイン入りフットボール。スナイダーさんのクラス全員に、ノート、ペン、ウォーターボトルなどだ。

    @JGFanAccount Several campus departments donated items for the student, teacher, and entire class.

    Vol Shopのツイッター:「男児と先生、そしてクラス全員のために、大学の複数の学部がグッズを寄付しました」

    スナイダーさんは6日、フェイスブックの投稿を更新。サプライズのプレゼントを受け取ったとき、そしてテネシー大学の人たちからの溢れんばかりの応援について知ったとき、男児がどんな様子だったかを伝えた。

    「男児は、箱に入っていたグッズを見てビックリしていました。ジャージーと帽子を誇らしげに身につけました」とスナイダーさんは書いた。「それを見ていた人たちはみんな、鳥肌が立ったり涙を流したりしていて、私たちは、男児がたくさんの人たちに刺激と感動を与えたんだよって話しました」。

    「男児は胸を張ってにっこりと笑っていました。今日、彼が自信を持てたのが目に見えるようでした。テネシー大学の皆さん、ありがとう!」

    スナイダーさんは、男児が箱を持って教室に入って来たとき、生徒全員が「熱狂し」、この経験のおかげで「想像だにしなかったくらいクラスが結束したし、それを目にできて嬉しかった!」と書いた。

    「男児にとってこんなにポジティブな経験にしてくれたみなさん、そしてクラスの子たちに団結することや、人にやさしくするとはどういうことかを示してくれたみなさん、本当にありがとうございました」とスナイダーさんは書いている。

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    大学は6日、男児が手描きしたデザインを公式Tシャツにし、売り上げの一部をいじめ撲滅に向けた基金に寄付する計画を発表した。

    You asked for it, and @UTVolShop made it happen. 🍊👊 https://t.co/nBGYmyooC1

    Vol Shopのツイッター:「フロリダの小学生が描いたデザインのシャツを着て、あなたもボルスへの誇りを一緒に分かち合おう!今日事前注文すれば、9月下旬に配送の予定です。シャツの売り上げの一部は、@STOMPOutBullyng に寄付されます」

    また、Vol Shopは7日、注文が殺到したためにサイトが一時的にダウンしたとツイートした。手描きの公式UTシャツは、ファンの手元に9月中に届く予定だ。

    大学の広報担当者であるタイラ・ハーグさんによると、9日の時点でシャツの売り上げは1万6000枚に達したという。

    「ボランティアーズというニックネームが物語るように、テネシー大学は自分よりも他者を優先することを信条としています」とハーグさんはBuzzFeed Newsに声明の中で述べた。「この男児を支援することができ、この子に笑顔をもたらし、彼の人生にもっとたくさんのオレンジをもたらすことができて、当校は嬉しく思っています。UTの真髄を示すために、世界中の卒業生、ファン、そして名誉ボランティアーズの皆さんが立ち上がりました」

    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:松丸さとみ / 編集:BuzzFeed Japan