【感動】「海の中には出会いがある」美しい水中写真を撮り続けるダイバー

    見ているだけで癒される水中写真をご覧ください。

    大きな水中カメラを持っているのは、アンドレ・マスグローブさん(21歳)。バハマ住みの写真家です

    アンドレさんのインスタは大人気。 バハマの美しい海の様子を写真に収め、ネットでシェアしています

    こんなの撮ってもらいたい!

    これは、同じくインスタグラマーのデイビッド・ラングロワさん、そして サビーネ・バネットさん とコラボして撮ったもの

    アンドレさんはBuzzFeed Newsにこう語ります。

    「水中写真を始めたのは、2年ぐらい前のことです。ずっと海が好きだったのと、カメラにも興味があったで、始めてみようかなって思って。美しい海に囲まれた最高な環境で育つことができたのは、すべて父のおかげです」

    「写真に収めることの大切さに気付かされたのは、1人で海を探索している時でした。1人で潜ると、海で見つけた素晴らしいものを友達に見せられないからです。カメラを持ち歩くことによって、写真を見せながら僕の冒険談を語ることができる。まるでその場にいたみたいな気持ちにさせることができるんです」

    高校卒業後、アンドレさんはダイビングショップの水中記念撮影係として働いていました。有名人の撮影をすることもあったそうです。沢山の経験を積んだ後、「自分の写真」が撮りたいと決心し、ダイビングショップを離れました

    「今の職にとても満足しています」とアンドレさん。

    しっくりくる写真を撮るためには最低45分、長い時は3時間もかかるそうです。撮った写真は、ナチュラルなまま投稿。編集は加えないようです。

    「たまに、地上を歩くと違和感を感じる。やっぱり水中にいた方が安心する」

    海の中にはたくさんの出会いがあります。

    「バハマの海はサメ保護区域になっているので、野生のサメが泳いでいます。いい写真が撮れるから最高!」

    「ジョーズ<のような映画を見て、サメは怖いというイメージがあると思うのですが、実は僕たちよりもサメの方がずっと怖い思いをしているんです」

    「怪我をしたら、血の臭いを嗅ぎつけて襲ってくるってのも嘘。サメは魚を主食とするので、人間の肉になんて興味ないんです」

    アンドレさんは、いままでたくさんのサメと触れ合ってきましたが「怖いと感じたことは一度もない」と語ります。

    「サメに限らず動物に触れ合う時は、彼らの動きをしっかり観察し、そこから自分の取るべき行動考えることが大切です。一種の勉強のようなものです」

    将来の夢は、世界中を周って素晴らしい水中写真を撮ること

    「動物は話すことができない。だから、ヒレだけが目当てで犠牲になっているサメたちのために、僕が代わりに訴えてあげたい。『僕たちを殺さないで』って」

    「フカヒレスープのためのヒレだけを取った後、サメの体は捨てられてしまう。ヒレだけのために、サメたちは命を落とさなければならないのか」

    海洋汚染によるサンゴ礁の危機も、向き合うべき問題です。

    「海に潜ると、海洋汚染がひときわ目立ちます。ペットボトルが浮いていたり、誕生日祝いで使った風船のゴミが流れていたり」

    「みんな意図的に海を汚していないのはわかります。けれど、自覚していないのが問題なんです」

    アンドレさんは最後に言いました。「スノーケリングもいらないし、フィンもいらない。ありのままの姿で、海と向き合って見てください。きっと素敵な出会いがありますよ」

    この記事は英語から翻訳されました。翻訳:日比友紀子