ブロードウェイ出演者が、ウクライナに歌のエール。レミゼの「民衆の歌」を大合唱

    ウクライナ軍とロシア軍の戦闘が続く中、ニューヨークのタイムズスクエアに、ブロードウェイ出演者らが集まりました。

    アメリカ・ニューヨークのタイムズスクエアで3日、ロシア軍の侵攻が続くウクライナを支援すりための音楽集会が開かれ、多くのブロードウェイ出演者らが参加しました。

    参加者らはトニー賞受賞ミュージカル『レ・ミゼラブル』の代表曲 「民衆の歌」を合唱しました。

    The #Broadway community joined in song to support #Ukraine by performing a moving rendition of “Do you hear the people sing?” From Les Misérables @TimesSquareNYC #UkraineRussiaWar #UkraineUnderAttack

    Twitter: @Dean_Moses

    「民衆の歌」は作中で、パリで革命に立ち上がろうとする若者や市民が政府と衝突するクライマックスシーンで歌われます。「戦う者の歌が聴こえるか」という歌詞で有名で、反戦歌としても知られています。

    歌詞の一部は、ウクライナ語で歌われました。

    音楽集会の主催者のひとりで、トニー賞受賞俳優のローレン・パッテンさんは、「ニューヨーク・ワン」の取材に対し、3月にウクライナの劇場がロシア軍に爆撃されたことがきっかけで、この機会を設けたと話しています。

    画像でウクライナの国旗を掲げているのは、パフォーマーのキャロリー・カルメロさん。CBSニュースの取材に「私は『レ・ミゼラブル』の最初の全国ツアーに参加しました。舞台でこの曲を歌った時の、パワーと力強さを覚えています」

    「ウクライナの国旗がスクリーンいっぱいに映し出されるのを見て、涙が出ました」と、歌手でウクライナ系アメリカ人のアーニャ・コサチェビッチさんは自国の国旗を誇らしげに掲げました。

    音楽集会の主催者のひとりで、パフォーマーで活動家のシャキナ・ネイファックさんは、CBSニュースの取材に、ウクライナとの連帯を示すため、歌の力を使い続けると語りました。